[REVIEW] Wake Up, Girls! 青春の影
Wake Up, Girls!続・劇場版公式サイト http://wakeupgirls2.jp/
1時間という短さが残念なくらい没頭してみていたのですが、感想としてはなにかモヤモヤすると言うか、うならざるをえない微妙な気分にさせられてしまいました。
TVシリーズからすれば演者の皆さんのスキルもアップしたし、トホホな作画とかもほとんどなかったし、WUGらしい楽曲も聴いていて心地よく口ずさみたくなるフレーズでした。ただ、「何度も劇場に足を運ぶ」とか「ブルーレイを購入する」とか何度も見たいかと考えると、そこまでではないかなと言うのが正直な感想です。
一番違和感を感じたのは、最後の主題歌を7人で歌うシーンでしょうか。新しい曲をもらって出直しというのはストーリーとして全然ありだとは思うのですが、いきなりもらった曲を当然のように歌って踊るのは、いくら2次元でもやりすぎでしょうと(笑) 前編のクライマックスとしたい演出の狙いはわかりますが、そこはもう少しきちんとストーリーを考えてほしかったところです。
後、舞台が仙台から東京に変わっただけで、やってることがほとんど変わってないのも気になるところです。「なれぬ仕事に悪戦苦闘のWUGメンバーの明日はどっちだ」というのは、TVシリーズの後だと「またですか~」となってしまいます。メジャーデビューが甘くないと言うのはわかりますが、正直くどく感じます。そしてまたもや出てきた「アイドルの祭典」、今度はI-1クラブとの直接対決を目玉にしているようですが、それをやるんだったらTVの時にやっとけよと(笑) 細かいところが変わっても観客的には「またアイドルの祭典ですか」となるのは避けられません。大会名をアニメタイトルにした某人気作ならありでしょうけど、WUGのメインはそこなんですかね、というのは正直疑問です。
特に演出方面には突っ込みどころ満載というか、突っ込みどころしかないと言ってもいいくらいですが、それでも後半も見に行くと思います。ストーリー的にどこを目指しているかはよくわからないのですが、ステージシーンだけでも十分に見応えのある作品であることは確かなので。ただ実写部の盛り上がりは結構いい感じなのに、肝心のアニメがついてこれていないというのはちょっとどころではなく残念です。
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