[REVIEW] 翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~ 後編
「翠星のガルガンティア」アニメ公式サイト http://gargantia.jp/
怪しいロボットとともにガルガンティア船団にやってきたリーマさんの活躍が後編のメインの話であることは確かではありますが、それだけではないというのがこの作品の奥深さであり魅力であるのは間違いないと思います。
物語序盤、船団は補給をかねて竜宮城なるメガフロートに立ち寄ります。予告で映像は流れていましたが、貿易とリゾートの中心点となっているというのは意外でした。後はイルカが泳ぎ回っていることで、世界の食糧事情は現時点でそこまで悪化してないというのがわかったのも良かったと思います。誰かガヤで「おいしそう」とか言ったりしなかったのかなぁと心配してしまいました(笑) そして人々の会話で出てきた「陸」なる勢力が船団に攻撃を仕掛けてきます。遙かに長い射程による優勢な戦力を持ちつつ、目的を果たした時点で深追いせずに去っていくあたり、戦闘なれしている印象です。本気で攻めてきたら現状の船団では太刀打ちできないからというのも大きいのでしょうが。
今回の騒動の発端となったマズルについては、詳細な設定が説明されることなく海底へ沈んで行きました。陸の国家がどうやって入手したのか、どうしてレドの装備と互換性があるのかとか、色々疑問点は満載ですが、それらが解明されることなく物語は終わります。騒動を起こした責任をとってリーマさんも船団を去ってしまったのは、非常に魅力的なキャラだっただけに、今後という意味ではちょっとどころではなく残念です。ただ、「海は一つ」ですので、ラケージさんともども華麗なる復活を遂げてくれると信じています。
戦闘シーンや水着シーンなど、すべてのガルガンティアのファンが満足するしかけが満載で、正直1時間しかないのが残念でした。3人娘+リーマさんの水着がなにげにきわどくてドキドキしたのは確かですが、個人的にはお嬢様なラケージさんがど真ん中のストライクでした。あの服装のままユンボロで戦うあたり、スタッフもわかってるなぁと感心しました。
TVシリーズを受けてのOVA前後編でとりあえず作品としては小休止ということになりそうです。ただし、まだまだ書けることは山のようにありそうなので、今回の映画と夏の小説をきっかけに、続編の話が出てきてくれることを強く希望します。マズルの存在や謎の陸の国家など、伏線は十分に張られたと思うので。とりあえずはみなさんお疲れ差でした、次も期待していますという言葉で締めたいと思います。
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