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2015/06/20

[REVIEW] 攻殻機動隊 新劇場版

映画『攻殻機動隊 新劇場版』 http://kokaku-a.jp/

  ARISEと言う意味でも「攻殻」と言う意味でも実に攻殻らしい作品だなと思いました。ストーリーや時代背景はかなり難解で予習なしに完全理解するのは不可能ですが、そういうのは関係なしに楽しめる見事なアクション映画に仕上がっていたと思います。
  色々憶測を読んでいた時代設定については、OVA版のARISEに続く形で9課が誕生するまでのストーリーとなりました。マーケティング的にも当然の選択ではあるのですが、それ以外の憶測を呼んでしまうあたりが攻殻の奥深さということになるのでしょう。OVAを劇場で楽しませてもらったファンとしては素直に映画に入り込めたように思います。
  ただ、OVAから追いかけているファンとしても、舞台設定はかなり複雑に思えました。大使館占拠と総理大臣暗殺に潜む陰謀、そして素子の過去と501部隊の関連など、後で思い返すとなるほどというシーンは多いのですが、初見としては情報量が多すぎです。そんなストーリー的な情報量に加えて電脳世界というIT的な情報量まで加わるとなると、見る方にも相応の準備と覚悟が必要とさえ思えます。
  電脳というSF色を押し出していることで、一般人には取っつきにくい印象を持たれているかもしれませんが、実はガンアクションや格闘にかなりの重きが置かれているので、普段アニメやSFになじみのない人でも十二分に楽しめる作品になっていると思います。なにせ25周年記念作品なんてタイトルを普通の作品に振ってくるわけがないということを考えてもらえばわかるかと思います。そしてそのタイトルにはじないどころかそれさえも乗り越えたすばらしい出来だったと思います。
  作品数的にはOVA4話+TV版1話とこの映画版ということで多いという印象はないのですが、劇場クオリティということで特にスタッフ方面には多大なる心労となったようで、終わってよかったという空気感でいっぱいのようでした。まあ、今は映画が完成して一息でいいのでしょうが、このまま終わらせてしまうにはあまりにももったいないコンテンツだけに、どうにか次の展開につなげて欲しいところです。「これが最後」という真綾ちゃんの発言を覆すような展開を強く期待したいところです。

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