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2014/04/27

[REVIEW] そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠

「そらのおとしもの」アニメ公式サイト  http://kadokawa-anime.jp/soraoto/index.html

  10年間続いた映画の作品のエンディングとしては、また2シリーズと映画が作られたアニメの集大成としてはありなんだとは思います。ただ、あまり原作を知らずに映画館を訪れたアニメファンにとっては、話の唐突さと急な展開に呆気にとられてしまう作品だったような気がします。
  アバンというか序盤で、いきなりイカロスがゼウスめがけて空を飛んでいます。なにやら地球が大ピンチな状態のようですが、それはイカロスやともきの台詞からなんとなく伝わるだけで説明はなし、ここでいったん回想シーンに突入します。そこで、いつものようなしかられシーンやどたばたシーンの後、イカロスとともきがより深く結ばれる姿が描かれます。それはそれで大変いいシーンです、そこで映画をエンディングにしていいくらいに。しかし、そこから冒頭のシーンに戻り、イカロスが自分の身をかけて智樹をゼウスに届けたところでおしまいです。信じられませんがお話はここでおしまいです…。
  なぜここでエンディングとなったのか、映画だけ見ていてはなかなか理解が難しいところです。「もう一つのエンディング」というように、原作をきちんと読んでいる人には、あるいはわかるのかもしれません、でもわからないかもしれません。確かにファイナルを迎えているのですが、なにか中間の30分をばっさり切られた映画を見せられたような印象です。
  正直、どうしてこのような構成になったのか、現時点では戸惑いを隠せません。前作の映画が素晴らしい構成だっただけに、逆にその唐突さが気になるのかもしれません。気になる人は原作を読んでね、だとしたらあまりにもあざとすぎる気がするのですが…。

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