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2014年2月

2014/02/27

[REVIEW] Snowpiercer

映画『スノーピアサー』公式サイト  http://www.snowpiercer.jp/index01.html

  人為的に巻き起こされた寒冷化のため、人類のほとんどが滅んでしまった世界。唯一、世界周回電車に乗り込んだ人々だけがどうにか死を免れていたが、列車の中では天国と地獄とも思える格差社会が形成されていた。地球環境の激減による人類滅亡の危機というのは、よくとは言わないまでも見かける設定ではあるが、それを回避する手段として電車を使うというのがなんとも斬新な設定です。
  そしてそんな再下層の世界からの脱出をはかる主人公達、まずは牢獄ブロックにとらわれたハッカーを助け、彼に扉を開けさせて再前列を目指す。プロテイン製造、牢獄、水産、食肉、果樹園と、前に進むにつれ、環境が改善されていく様はなんともシュールな光景です。そして水産ブロックでは包丁を持った作業員達とのまさに血を血で洗う死闘…。
  途中、警備員の執拗な攻撃を振り払い、最終目的地である財閥総裁の部屋へたどり着く。そしてそこであかされる衝撃の真実。保守側と革命側の内通により、攻撃的秩序が保たれるというのも、まあ予想できなくはない展開ではあるのですが、予想はできても衝撃を受けずにはいられません。そして主人公のとった行動とその結末は…、色々な意味で盛り上げておいて、その投げっぱなしな終わり方はどうなのよ、とはかなり思いましたが…。
  ともかく衝撃的なシーンの連発です。兵士との殺し合い、教育ブロックでの銃撃戦、さらに電車を動かす「部品」の正体にプロテインブロックの原材料。エロいシーンこそありませんが、PG12がついてもいいような気がしました。。正直見ていて楽しい映画ではないですし、見終わった後になんとも後味の悪い微妙な気持ちにさせられますが、それでも映画ファン、SFファンならば見ておいて損はない、衝撃作であることは間違いないです。個人的には1回で充分だと思いましたが。

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2014/02/22

[REVIEW] Kick-Ass 2

『キック・アス ジャスティス・フォーエバー』  http://kick-ass-movie.jp/

  一番の見所は、やはりちょっぴり成長したヒットガールでしょう。マーカスに引き取られて学園生活を堪能しているわけもなく、出席記録をねつ造してトレーニングの日々。そしてコスチュームをまとえば、前作以上のファイターぶり。一度はヒーロー引退を試みたものの、やっぱり血は争えず。最後は謎のロシア女性と激しいバトルを繰り広げてます。ヒットガールのみらずミンディとしても大活躍しているところは必見です。
  そして今回もダメヒーローぶりを見せているキック・アスですが、今作では友達二人もヒーロー軍団に加わり、新しい仲間も出てくるなど、新しい展開を見せています。最も、一番頼りになりそうな人が殺されるという展開は、相変わらず。今回は大佐が犠牲になってます。後は、キックアスとやりまくっていたナイト・ビッチも正体がばれて大変な事になってますし、やられる人がとことんまでやられるのは相変わらずです。
  そして、キックアスを父の敵と憎むクリスが、マザー・ファッカーなる困った名前で復活。殺し屋軍団を率いて傍若無人ぶりを見せています。特にマザー・ロシアの無敵ぶりには開いた口がふさがりません。強い敵がいた方が盛り上がるとは言え、ここまで無茶苦茶な戦いをヒットガールにさせることはないんじゃないかなぁと思いました。
  最後のバトルでマザー・ファッカーがサメのプールに落下することでヒーロー側の勝利で物語は終わります。ただし勝ったからめでたしではなく、ヒットガールがバイクで去ることで、ヒーローごっこもおしまいとなるわけです。ただ、その割にマザー・ファッカーがしぶとく生き残っていたりするので、続編の目がないわえではないのでしょう。正直、第1作を見たときには、あまりに下品で残虐なシーンが多いだけにこれはないと思ったのですが、まさか続編が作られるとは…。突っ込みどころは漫才ですが、可愛い女の子達から色々な物をはき出させるのは心の底から無いなぁと思います。

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[REVIEW] The Wolf of Wall Street

ウルフ・オブ・ウォールストリート  http://www.wolfofwallstreet.jp/

  とりあえずコメディ映画ということになっているみたいですが、むしろエロティック映画といった方がいいくらい性と欲望にまみれた映画でした。
  セックス描写と薬物乱用のどちらが、健全な青少年にとってより有害であるのかを議論するための作品なのかもしれません。もっとも、子供に見せるわけには行かない映画というのが一番正しいとは思いますが…。元々は「ウォール街のやり手ビジネスマン」を描くという経済的な面を押していた印章だったのですが、実際に見てみるとそういうアカデミックな部分は欠片もありませんでした。正直、デュカプリオさんがこの作品にこだわった理由と言うのはよくわかりません。女性や自分のヌードシーンを見せたかったわけでないの確かだとは思うのですが…。
  大金持ちが女性とイチャイチャして薬とセックスにまみれた描写が好きな人には楽しめるのでしょう.後はデュカプリオファンの皆さんも…。ただ、普通の人の感性からすれば、眉をひそめざるを得ない内容です。しかもそれを3時間近くも見せられるとなると…。また、内容についてはさておき上映時間についてはもう少し短くすべきだったように思います。3時間も使った割にセックスと薬物以外の印象が残らないとなると、酷評されてもやむなしだと思います。

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[REVIEW] 劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-

劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-  http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/gekijo/

 「TVシリーズで劇場公開が予告されてから、今日まで生きていてよかった」というしょこたんの台詞が冗談に聞こえないほど最高の劇場映画、それもダイジェストなどではなく正真正銘の新作。あのTV版を作り上げたスタッフが全力全開で取り組んだのだから、それは原作者が「おまかせします」となってしまうのも当然の素晴らしい作品に仕上っていたと思います。。
  舞台的にはどうにか3年生に進級できたキャプテン・茉莉香の春休みのお話です。3年生になってもリン部長は大学入学前、その他の先輩は地元入学ということでおなじみのヨット部メンバー勢ぞろい。当然姫様姉妹も学園におられるわけですが、今回はヒルデさんにスポットライトが当たっているのが斬新です。弁天丸クルーについても、当然の大活躍ですが、唯一残念だったのは、クーリエさんの外回りの姿がなかったことでしょうか(笑) しかし、クーリエ、百眼とリン部長が結託すれば、まさに電子の世界では無敵すぎ、ちょっと怖くなってしまいました。後は、悪空間の航行シーンがハンパなく力入ってます。輝きを放つ空間の中を船が航行するシーンは圧巻です。
  そして茉莉香の前に現れた謎の少年彼方君、彼がお姉さまたちにもてあそばれ、そして翻弄されるというお話になります。ちょうどヒルデさんと同年代、しかもひねくれもの同士ということで意気投合…。そんな二人をグリューエルや茉莉香さんが温かく見守るという、なんだか予想だにしなかい恥ずかしい展開です。そういうストーリーのせいもあってか、TVシリーズに比べるとかなり茉莉香さんがしっかりしてますし、お姉さんらしい色気をそこかしこに出してます。1年海賊をやってれば、そりゃ色々成長するのもむべなるかなと(笑)
  もちろん、出撃するのは弁天丸だけではなくバルバローサもオデット二世号も予想もしない形で登場します。オデット二世がでると言うことは当然ヨット部も出撃しますし、その船長は、そこは劇場で見てほしいと思います。さらに。ジェニー先輩も社長として弁天丸にお仕事を依頼してますし、ともかく、オールスターキャストの豪華ぶりは、さすが劇場版です。
 「歴史に残る映画になる」と原作者がおっしゃってますが、冗談ではなく10年経ってもそれ以降でも語り継がれる映画に仕上がったと思います。宇宙があってそこを女の子たちが宇宙船で飛び回る、まさにスペースオペラの真骨頂を堪能できる映画です。時間は90分ですが、あれもこれものてんこ盛りの内容盛りだくさん、ホントにあっと言う間にクライマックスを迎えます。「もーぱい」を知らない皆さんでも全然楽しめる展開ですが、目の肥えたファンが見ても深く楽しめるという、最高の映画だと思います。とりあえず2回みましたが、あと1、2回は劇場で鑑賞する予定です。

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2014/02/11

[REVIEW] Rush

映画『ラッシュ/プライドと友情』公式サイト  http://rush.gaga.ne.jp/index.html

  今までで最高のレース映画だったとは思うのですが、キャッチコピーで自画自賛するほど素晴らしい映画かと言われると悩ましいところです。まあ、中途半端にF1のファンであることが影響しているのかもしれませんが…。
  舞台のメインは1976年のF1グランプリ、今から50年近く前のお話ということで、実際のバトルを目にした人の方が少数派、今のF1ファンはラウダが走る姿は見てないだろうし、Jハントの解説しているシーンさえも見てないでしょう。登場するコースもワトキンス・グレンやポール・リカールと、今はF1で行われていないコースばかり。そしてマシンはコスワースDFVでマニュアルの時代とくれば、正直今のF1とは違うカテゴリーだというしかありません。F1ファン的には「何を今更…」というのが大多数の感想でしょう。
  ただ、レース映画という点から見れば、ラウダとハントと言う対極のレーサーをそれぞれの視点から見せたと言う点で、実にうまい題材を見つけてきたという印象です。ライバルと言う意味では、セナ&プロストを筆頭にもっと激しい関係のドライバーはいたと思うのですが、ここまでレースにのぞむ姿勢が逆な二人というのは記憶にありません。二人の間の言動がどこまでが真実でどこからが脚色か知るすべもないのですが、事実に基づいたストーリーということで結構くるものがあったように思います。
  ニキに関しては未だレースに関わっているということで悪いことは描けなかったんだろうなぁという気がしないでもないですが、それでも他のドライバーとの人間関係のあたりはかなり踏み込んでいると思います。何より、本人が「いい映画」と絶賛しているのだから、ファンとしても深く考えずにレース映画として楽しめばいいと言うことでしょう。個人的にはもう少しレース展開やシーズンがわかる形にしてほしかったなぁとは思います。一般受けはしないとは思いますが。
  kinki-kidsの二人を主役の吹き替えというのはかなり無謀に思えましたが、思ったよりも健闘していた気がしますが、そもそも二人の声質があってないような印象は受けました。その意味でプロの声優さんを使ってもらった方がもっと世界観に入れたように思います。できればBD版の時にはキャストを変更してほしいですが、まあ無理なんでしょうね…。繰り返しになりますが、とてもいい映画だったとは思うのですが「最高の一本を変える映画」と言うキャッチフレーズは盛りすぎだと思いました。

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[REVIEW] BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-

BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-  http://www.buddha-anime.com/

  まあ、タイトルや前作が示すとおりの教育的宗教的な映画でした。作品的にも良くできていたとは思いますが、1回見れば十分で何度も見る内容ではないなぁと言うのが感想です。
  2とついているので前作の続編で、そして前作に続いて登場するキャラも多数います。ただ、そのあたりの説明とかは一切ないので、前作を見ていない人には当然として、見た人にとっても思い出すのに苦労させられます。まあ、DVDなりを見てこいということなんでしょうが、ダイジェスト的なものがあってもいいかなぁとは思いました。
  内容的にお仕着せがましい面があるのは作品の性格上仕方がないとは思います。きっと言っていることは大筋で正しいでしょうし。ただ、それをアニメ映画としてみたいかと言われると微妙なところなので、その意味でなんともターゲットがわかりかねる映画です。お寺とかの主催で公民館的なところで上映すると人が集まるとは思うのですが…。後は、インドや東南アジアの仏教国へ売り込んだりもできるのでしょう、信者の皆さんを怒らせるような内容はなかったとは思うので…。
  エンドロールを見ていて、そういえば奈々さんでてたなぁというのを思い出しました。後は、沢城さんが子供役で大活躍だったのにまたやられました。島本須美さんと吉永小百合さんは判別できましたが、それ以外の役者の皆さんはよく分かりませんでした。子供の沢城さんをチェックするためにもう1回行くのは厳しいので、見るとしても3が作られた際のDVDチェックになりそうな気がします。いいアニメ映画だとは思うのですが、僕の見たい映画ではなかったということだと思います。

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2014/02/08

[REVIEW] 劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- http://www.tigerandbunny.net/

  突っ込みたいところはありましたが、タイバニ映画、そしてアニメ映画としては最高に素晴らしい出来だったと思います。延期等でかなり前作から待たされましたが、待った甲斐はあったと思います。
  作品的には映画の2作目というよりは、TVシリーズの後日談を描く完全新作になります。第1作があのように終わったので当然続編だと思っていたのですが、その意味で違和感を感じました。色々な大人の事情があったとは思うのですが、リメイク以上にやりたいことがあったということなんでしょう。映画の前にダイジェストでシリーズをまとめた映像がありましたが、この映画で初めてタイバニに触れる人には、ちょっとわかりづらい内容になってしまったとは思います。
  ともかく、2部でヒーローとして復帰したタイガーとバニーのスポンサー会社をやりてのビジネスマンが買収するところからストーリーが始まります。新社長が下した決定は、タイガーに変えてゴールデン・ライアンを新パートナーとして起用すること。なんとも嫌みなキャラを中村君がうまく演じています。後、ネクスト能力が重力制御とかなにげにすごいです。
  再びヒーローの座を追われることになったタイガーさんは安心の出番の多さですが、お当番回としてファイアーさんにスポットが当たっています。それはそれで見事和えがあるのですが、やっぱり男性ファンとしては、ブルーローズやキッドにスポットが当たった方がうれしいかなぁと言う思いがあるのは確かです。まあ、この作品に関しては少数派なのでしょうがないのでしょうが(笑)
  今回初参加となった中村君ですが、役柄的にはずれもののキャラと言うこともあり、うまく作品世界になじんでいたと思います。その他の皆さんに関しては、まあタイバニメンバーですからいつも通りの素晴らしい演技でしたというしかありません。個人的にはパパ大好きだけど、素直に抱きついたりできない楓ちゃんの大人な対応が、かっこいいすよ~と言う感じでした。ただ、ネクスト能力発動が本編ではなかったのが残念でしたが。

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2014/02/06

[REVIEW] Thor: The Dark World

映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』公式サイト  http://www.marvel-japan.com/movies/thor/

  色々な意味で期待を裏切らない典型的なアメリカンコミックだなぁと言う印象です。アメコミ映画のファンにとっては心から堪能できる会心作だし、そういうのに興味のない人にはつっこみどころが満載という、まさに予想通りの出来でした。
  個人的な意見としては、続編を作る際には、全作とのリンクはきちんととってほしいと思います。ロキが地球で暗躍して何が…、と思ったらいきなり捕まってるし、それでその後始末でソーが走り回ってるし…。そういう説明はいっさいなしに、ジェーンがいきなりピンチになってるしで、正直物語の背景とかはよく分かりません。そういうのは後付けでアクションを楽しむのが仕様なのでしょうが、壊れた虹の橋がどうなったとかは言ってはいけないことなのでしょう。後は、マーベルだからといって、深く考えずに別作品のキャラを出すのもどうかと思います。いきなりキャプテンアメリカ出されても訳がわかりません(笑)。
  戦闘シーンは堪能できるだったと思います。まあ、それが作品の持ち味ですから素晴らしい出来なのは当然。逆にそれ以外に見所があったかと言われると、どうなんでしょうと言う感じでしょうか。ただ、ラストの落ちは予想の斜め上の展開でした。いきなりああいうことをして続編とか大丈夫なのか心配になるほどに(笑) まあ、つっこみどころは満載ですが、真綾ちゃんの活躍が聞けたのでよしとすべきなんでしょう。過度の期待はしていなかったのですが、想定通り楽しめたという作品だったと思います。

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2014/02/02

[REVIEW] Escape Plan

映画『大脱出』公式サイト   http://dassyutsu.gaga.ne.jp/

  さすが、スタローンとシュワルツネッガー、年はとってもやることは全く変わらないなぁというところでしょうか。ファイトして銃を撃って、まあハリウッドアクションにしてはカーチェイスがなかったのですが、それはタンカーと言う舞台を考えればやむなしということで(笑)
  そもそも刑務所から脱獄という時点でどうなんだという感じなのに、それをビジネスという時点で怪しさ満載です。十数回の脱獄成功と言われても、まっとうな人間のやることではないでしょう。それでも、それが映画になってしまうのがハリウッドのすごいところであり、またスタローンやシュワちゃんのすごいところと言うことで、それはそれで評価すべきところでしょう。
  実際の手間や経費を考えると、海の上の刑務所というのは現実味にかけるところではありますし、そもそも囚人に何をさせたいのかと。CIAとか言われてもそのあたりはちょっとと言う感じです。ただ、そういう理由は後付けで、あくまで敵を殴ったり、銃で撃ったり、逃走したりするのが映画のメインですので、その意味では実に良くできた舞台装置でしたし、実現の可能性はさておきドキドキして楽しむことができました。
  それにしても、シュワちゃんが66歳、スタローンが67歳だというのに昔と全然変わらないアクション映画で活躍しまくっているのには頭が下がる想いです。人をだますのと同時に自分もだませているのかなぁ、なんて思ったり思わなかったりしました。とりあえずBDで日本語吹き替えされた暁には、もう一度見てみたいと思います。

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[REVIEW] 映画『僕は友達が少ない』

映画『僕は友達が少ない』公式サイト http://www.haganai-movie.jp/

  男性向け人気ラノベ作品の実写化ということで、作者もファンも、大丈夫なんですかと心配していた作品ですが、予想に反して良くできていた邦画だったと思います。
  序盤に関しては基本、原作に沿う形でストーリーは進みます。まあ、小鷹のアクションシーンやエスケープシーンはさておき、残念な夜空さんとか星奈さんとか、幸村さんとか理科さんとかは原作通りです。爆乳というか、まあ、デカ乳の星奈さんをどう描くのかとおもってましたが、実写でそこまでやるかという感じでがんばっておられました。ガラスに胸を押しつけたり、夜空に胸をもまれたり。さすがにエロゲの台詞を朗読したり裸でラッキースケベまでは行きませんでしたが、ビキニのサービスシーンとかは頑張っておられたと思います。
  理科さんも、実写にしてはエロ台詞を頑張ってユニバースしてましたし、幸村君もメイド服でした。まあ、だれがどうみても女の子だったのはご愛敬ということで(笑) マリア先生や小鳩ちゃんに関しては、まあ10歳とか13歳とかいう時点でアニメの通りにはいかないなぁと。何より声がアニメほど可愛くないのが残念です。
  ロマンシング佐賀を使って世界改変なんてオリジナルストーリー的なところへもっていったストーリーは、ラノベとしてはなかなか面白かったとは思います。ただ、実写で見せられると色々な面でなかなか厳しいものがあるのは確かです。後は、実は夜空の抱えていた思いの深さというのが、原作ファンには痛いほど分かるのですが、映画で初めて世界にふれた人(いるのか?)には厳しいだろうなぁと。さらに、残念なことにショートな夜空さんはありません。
  キャスト募集のあたりから結構大騒ぎにはなってましたが、その割にきちんと原作の世界観を壊さない映画になっていたと思います。冗談抜きにもう1回見に行ってもいいかも、というくらいの良作だったと思います。ただ、せっかくゲームやアニメを使うシーンがあるのだから、そこでアニメサイドの声優さんを使うような「お遊び」があっても良かったかなぁとは思いました。なんていうか、普通の邦画で終わってしまって拍子抜けした印象です(笑)

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