[REVIEW] White House Down
ホワイトハウス・ダウン - オフィシャルサイト http://bd-dvd.sonypictures.jp/whitehousedown/
タイトルの通りホワイトハウスが大ピンチになるお話です。それだけと言えばそれだけなんですが、単純だからこそ面白いというかピンチの描き具合が半端でないと言うか…。ともかくすごかったです。正直、ドンパチものだからなぁとあまり期待せずにいったのですが、ドンパチものとして最高に楽しい作品でした。シリアスなことを描いているのに笑わせる台詞や行動があったり、なによりこんな無茶苦茶な映画が製作されて公開されてしまうアメリカという国の懐の深さには、きっと未来永劫かなわないんだろうなぁとは思いました。まあ、軍や銃が日常の国がうらやましいとは思わないのですが、非日常の体感という意味では、なかなか見応えのある映画でした。 今回のヒーローも、いまいち家庭がうまくいってないさえないパパさんです。仕事に夢中…、かどうかはわかりませんが、娘の学芸会の見学をすっぽかして冷戦中。そして大逆転のホワイトハウス招待で歴史的なテロに巻き込まれるとか、ほんとに残念すぎます。そして、シークレット・サービスとして不採用になった大統領を助ける為に奮闘、このあたりの理不尽さはハリウッド映画ではお約束なのでいいのでしょう。迷走する軍や警察を後目に個人が立ち回って事件を解決するのがアメリカ人のお気に入りということなのでしょうか。
ホワイトハウスへのテロ進入の様子が一人の女の子のyoutubeにアップされるというのがなんとも今風ですが、テロにとっても警備側にとってもやりづらい世の中になったと言うことでそうか。動画をTVニュースで紹介するのはしょうがないというか必然としても、女の子の顔写真を紹介するのは色々問題だと思うわけで。今の日本だったら個人情報保護法で間違いなくアウトでしょう。
最後の最後に自分の娘を大統領ヘリコプターに乗せてしまうというのも、どうかとは思います。確かに生死をともにした仲と言うことなんでしょうが、ハッピーエンドにしてもやりすぎです。お父さんのジョブゲットは当然だからいいんでしょうが…。あと、女の子がテロを花瓶か何かで殴り倒すという展開を期待したのですが、ただ「キャーキャー」騒いでいただけというのがちょっと今風でないかなぁとか思ったりしました。まあ、普通の女の子としては正しいんでしょうが…(笑)
女の子の声が引っかかるなぁと思ったら小林由美子さんでした。まあ、吹替界では若手に分類されるのでいいんでしょう。あとは、シークレット・サービスのお姉さんが本田貴子さんだったようです。うーん、言われてみれば格好いい声だなぁと。
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