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2013年4月

2013/04/28

[REVIEW] Wreck-It Ralph

ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』公式サイト  http://www.disney.co.jp/sugar-rush/

  いかにもディズニーという大道のアニメ作品立ったと思います。主人公やヒロインが絶望的とも思える苦難を乗り越えて、最後の最後に大円団を迎える。奇跡だろうとなんだろうと、ディズニーらしくもあり、また実にアメリカらしいお話だったと思います。
  制作スタッフがかなりのゲーム好きだと言うのがよく伝わってくる内容でした。それにしてもパックマンにスト2、ちゃんと権利をとったんでしょうが、そこまでやるかと驚かされました。しかし、悪役のみんなが週一で集まってカウンセリングというかセミナーって言うのが今風ではあるかなぁと(笑)
  なんでも壊すラルフと何でも直すフェリックスと言うゲームキャラが持ち味を生かして大活躍。そこへ、軍曹も一緒になっての大冒険。しかもフェリックスと軍曹がまさかの展開とか、まあいいんだけどあの後どうしたことやら。むしろラルフが悪役であることに納得した経緯というのが、いい話でまとめているけどホントにそれでいいんかいと言う気はしました。まあ、ヴァネロペ可愛いからいいけど。吹き替え版的には山寺さん大活躍でした。ホントにいい仕事してるよなぁとただただ感心です。後の人はよくわかりませんでした。

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2013/04/21

[REVIEW] 劇場版『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)

劇場版『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』公式サイト  http://steinsgate-movie.jp/

  岡部視点で描かれたTVシリーズを受けて、クリス視点で描かれた映画は、続編としても正当な作品で、かつSFチックな風味を損なうことのない見応えのある作品だったように思う。
  時間を超えた旅の果てにどうにかたどり着いた世界線に自分の居場所がなかったとしたら…。それでもクリスやまゆしぃが無事であることを願う岡部、虚勢を張っているとは言え、なかなかに男らしい姿ではある。もっとも、二度と会えない女性にキスを残していくのは、アニメ的にはともかくどうなんだと言う気はしないでもないが。ともかう、異常を発覚してから消えるまでの岡部とそのことに気づかない周囲の様子、越えられない時間の壁と言うのはいかにもシュタゲ的な世界観ではある。そして消えた岡部を捜させるために、クリスを観測者とするのが後半のメインの話になる。設定的なパラドックスを言い出したらきりがないが、そこは愛と勇気が世界を救うと言うことだろう。「デジャブ」の解釈が斬新でもあり、こじつけともいえなくもないが。
  映画という限られた時間ということもありTVシリーズで岡部と視聴者が絶望したような無限ループに近いような拷問はなかった。ただ、岡部からタイムリープの話を聞いていたとは言え、2回にしてクリスが過去改変に絶望するというのは若干唐突すぎる気はしないでもない。ただ、それも映画単体として見たらということで、TVシリーズを押さえているファンには、その絶望感は十二分に伝わったことだろうが。
  今回はクリスがメインのストーリーであり、サブキャラや岡部でさえも脇役としての出演に止まっている。クリスを観測者とする手段はかなり強引であることはいなめないが、結局最後に愛が勝つということなのだろう。世界線や時間というのは、結局万人の納得する解を得られない命題のような気がするので、このエンドもありだとは思う。特にクリス役の今井さんにとってはすごくハードルの高い演技を要求されたと思う。そしてそれに答えてすばらしい演技を見せてくれたことに対しては感動すら覚える。そして今回は脇役となったレギュラー陣の支えも見事だった。2クールを通して作り上げてきた関係をパワーアップさせたことには素直に拍手を送りたい。
  作品の中にSFと言う言葉は全く出てこないが、「シュタインズ・ゲート」は近年まれにみるSFアニメの最高傑作と言ってよいだろう。時間をテーマにした作品は国内外を含め数々あるが、日本が誇っていい作品であることは間違いない。内容的には難解な部分も多々見受けられるが、愛は時間も科学も論理を超える、という点だけでも十分に鑑賞に堪えうる映画だと思うので、是非とも多くのみなさんに見てほしい映画である。

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2013/04/20

[REVIEW] AURA~魔竜院光牙最後の闘い~

劇場アニメ『AURA~魔竜院光牙最後の闘い~』公式サイト  http://www.maql.co.jp/special/aura/

  最初の5分を見たときには、正統派異世界ファンタジーの開幕、と思ったのですが、その実、もっともファンタジーから離れた世界のお話でした。
  完全にハッピーとは思わないのですが、まあ結末はどうにか救われる内容だったとは思います。むしろ、ああいうドリームソルジャーが存在するのが今の学校、というのがリアルだというのなら、それの方がむしろ問題のような印象を受けました。学校もピンからキリまで有るとは思うのですが、ああいう不良や昔で言うスケバンタイプのキャラと、ドリームソルジャー的なキャラが同じ教室にいること自体どうなんでしょうと言う感じです。
  作品の主張に関しては、外部の人があれこれいうより、実際に見て感じてもらうべきだと思うので深くは言いませんが、ラノベやアニメ映画と言う媒体だと、いじめる側へのメッセージは届かないんだろうなというのが若干残念ではあります。一つだけ言えるのは、学校っていうのは楽しいことばかりじゃないけれど、人生のすべてじゃないから、それにこだわることはないってことでしょうか。家で本を読んだり映画を見たり、即売会にいったりすることで得られるものもあると言うことです。
  とりあえず良子ちゃんは殺人的に可愛かったです。ちゅーにびょー的なところが残念というかむしろそこがいいと言うべきか、最後のシーンだけを見に映画を見に行ってもいいような気がします。後は、まりーなさんのいじめっ子ぶりが実に板に付いていたように思います。ああいう女王様キャラもいけるというのは新たな発見でした。ただし、金元さんの認識ができなかったのは、個人的には残念だったと思います。言われればわかるんですけどねぇ…。
  色々考えさせられる映画ではありましたが、多少人と異なっているからといっていじめに遭うような残念な世界にはすみたくないと言うのは間違いないところです。まあ、社会に出れば選択肢が学生より増えるのは確かなので、あまり学校にこだわることもないんだろうなぁと言うのは、きっと今は当事者ではない年寄りの戯言になってしまうのでしょう。願わくは、リアルの良子さん達にたいして、一郎君のようなスレイブが現れることを願わずにはいられません。

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2013/04/13

[REVIEW] 宇宙戦艦ヤマト2199 第五章 望郷の銀河間空間

宇宙戦艦ヤマト2199  http://yamato2199.net/

  物語も2/3近くまで来たということで、いよいよドメル司令との戦いに突入。迫力ある艦隊戦を堪能できたと言うのが正直な感想である。
  バラン星やビーメラ星というのは前作を知るものには実に懐かしくはあるが、当然描かれる内容は前作とは似ても似つかぬものになっている。ガミラスサイドでの暗殺計画は予想できなかったし、異空間トンネルのネットワークを出してくるというのは驚かされた。色々新しい子とを取り入れつつ、そこに乗組員の反乱や、真田さんの潜入の要素をうまく組み込んで新しいストーリーを構築するというやり方は、つっこみたいところは所々に有るとは言え、全体を通してみれば大成功ということになると思う。
  今のところ引っかかっているのは、やはりガミラス星方面での不穏な政治情勢。あれだけの大帝国が維持できているにも関わらず、あのような秘密警察が成り立ってしまうというのは少なからぬ違和感を感じてしまう。だからこそ地球サイドが付け入る隙があるということなのだろうが…。将軍の反乱がヤマトにつぶされたことで、少なからぬ戦力が失われた訳だが、そもそもそれを総統的には道納めるつもりだったのかも現時点では疑問なところではある。帝国の総統をやっているのだから無能であるわけはないのだが、今のところ知略や論理に飛んだ点が見られないのが気になるところではある。
  一方、ユリーシャの謎が徐々に解き明かされてはいるが、3姉妹と森ユキの関係については、まだまだ完全にはあかされていない。あれだけ顔を似せておいて何もなしというのは、ファン的には納得しかねるところだろう。ユリーシャの身を窶した姿と言うのも否定したとなると、正直何もないのかなぁとは思うが、そこであっと驚く設定をだしてくるのがヤマト2199なので、残り2章を楽しみに見守っていきたい。
  1体無限という艦隊戦をどうにか乗り切ってマゼラン雲までやってきたヤマト、正直運に助けられてきた感が強いだけに、立ちはだかる(はずの)ドモン艦隊にどう立ち向かうのかは非常に気になるところ。絶対的戦力差とアウェイでの戦いを考えると、困ったときの波動砲しか手がないように見えてならないが、そこをどう落としてくれるのかが不安であり、それ以上に楽しみではあるので、期待しながらエンディングまで見守ろうと思う。

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2013/04/01

[INDEX] 2013年4月アニメ新番組

ハヤテ4                                テレ東(月:2535)  AT-X

アラタカンガタリ~革神語~               AT-X(火:2330)  テレ東
カーニヴァル                             AT-X(火:2300)  MX      
RDG レッドデータガール                 キッズ(火:2400)  TVK    

銀河機攻隊 マジェスティックプリンス      AT-X(水:2030)  TVK    

はたらく魔王さま!                       AT-X(木:2230)  MX      
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。  TBS(木:2525)
フォトカノ                                TBS(木:2558)

惡の華                           アニマックス(金:2200)  TVK
百花繚乱 サムライブライド                AT-X(金:2230)  (MX)   
とある科学の超電磁砲S                    AT-X(金:2330)  (MX)
革命機ヴァルヴレイヴ                      TBS(金:2535)
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION            TBS(金:2625)

断裁分離のクライムエッジ                  AT-X(土:2030)  MX
絶対防衛レヴィアタン                   テレ東(土:2330)  AT-X
変態王子と笑わない猫。                     MX(土:2230)  アニマックス
俺妹2期                                   TVK(土:2400)  AT-X

宇宙戦艦ヤマト2199                        TBS(日:1700)
デート・ア・ライブ                       AT-X(日:2030)  TVK
翠星のガルガンティア                       MX(日:2200)
進撃の巨人                                 MX(日:2330)
波打際のむろみさん                        TVK(日:2345)  AT-X
這いよれ!ニャル子さんW (第2期)     テレ東(日:2510)  AT-X
ムシブギョー                             AT-X(日:2000)  テレ東

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