[REVIEW] 宇宙戦艦ヤマト2199 第四章「銀河辺境の攻防」
宇宙戦艦ヤマト2199 http://www.yamato2199.net/news.html
物語も佳境に入り、ドメルやバラン星と言う旧作でもおなじみの名前を目にするようになり、それでいて次元潜行艇や魔女の精神攻撃とと言うオリジナルにはなかった要素が出てきたりで、古い人にも新しい人にも楽しめる作品となっているのは、旧作ファンとしても評価したいところである。
ただ、ヒルデちゃんや花束の少女のような幼女キャラというのは、わからなくはないけどヤマトに出すにはあざといように思える。全体的に女性キャラが増えたし、ガミラスの女パイロットの登場だけで十分だとは思うのですが、可愛いは正義と言う格言もあるので、しょうがないのかもしれません。
後は、岬ちゃんが時折見せる謎の行動や、明らかにイスカンダルと関連があるはずの森さんの出生の謎が、小出しに出されつつも、まだはっきりと明示されてないのが気になるところです。艦隊戦がメインであるべきヤマトではありますが、こういう新しい要素も悪くはないとは思います。もちろん本筋の部分を損なわないという大前提でのもとではありますが。
14話にして中間点のバラン星の陰が見えだしたというのは、2クールの中でいいペース配分だと思います。そのため旧作と比べると往路で色々な話が省略される一方、ガミラスの内情を描くシーンも増えて、その意味でもより大人向けの作品になっていると思います。次元潜行艇との前哨戦の後、おそらくドメル将軍との決戦が次回のメインとなるはずですが、本当に楽しみです。テレビシリーズも決まったことですし、一人でも多くのみなさんに「ヤマト」と言う作品の素晴らしさを知ってもらいたい気持ちで一杯です。
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