« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »

2012年10月

2012/10/20

[REVIEW] 伏 鉄砲娘の捕物帳

伏 鉄砲娘の捕物帳  http://fuse-anime.com/

  全体的な雰囲気としてほのぼのとした感じだなぁと言う印象でした。伏を撃ったり切ったりして血は流れるし、燃えるお城の中でチャンバラをしたりするのですが、それでも作品全体に流れるほのぼの感は、笹本さんが書いていましたが「まんが映画」に繋がるものがあったと思います。
  時代的には江戸後期あたりを想定している感じなので時代劇になるとは思うのですが、その割に全体的にカラフルです。このあたりは監督さんも言ってましたが、時代劇をまじめに作ると地味になってしまうからと言う狙いがあってのことなので悪くはないと思います。時代背景とか真実味とかは、アニメにしてはかなりがんばっていたなぁ、と言う印象です。
  伏と少女のやりとりについては、ほのぼのとしたいい話ではあるのですが、全体的に地味というかおとなしめと言う印象は拭えません。見た人には「ああ、いい話だったね」と言う満足感は得られるのですが、映画館に人を呼ぶという意味では普通の客のみならず、アニメファンに対してもパンチを欠いた印象です。派手さがないけどいい話、と言うのを口コミ以外で伝えるのはなかなか難しいことは確かではあるのですが…。
  いろいろな意味で派手で分かりやすい作品があふれている世の中だけに、たまにはこういう落ち着いた作品も悪くはないかと思いました。まあ、派手さはないといいつつ吉原とか描いている時点で子供にみせていいものか、という話もないではないのですが。作品としては大変面白かったのですが、マーケティングと言う意味でターゲットをどこにおいていたのかがわかりづらくて、その意味で大ヒットにはならないかなぁ、というのが残念です。

|

2012/10/19

[REVIEW] 009 RE:CYBORG

009 RE:CYBORG http://009.ph9.jp/

 「これは009である」と言う点に対して疑問を差し挟む人は多いと思う。ただし「これは面白い映画である」と言う点に関しては、ほとんどの人に同意してもらえることは間違いないと思う。
  見ていて一番驚くのは3D立体視映像の見やすさである。映像に奥行きがあって、動きがいかにもアニメらしい。なにより目の疲れが少ない。アニメに登場するキャラクターも作画ではなくモデリングによって空間に取り込まれたものだが、彼ら彼女らの動きにポリゴン的な不自然さがない。さすがに数百人レベルの人が登場するシーンでは若干の違和感こそあったものの、物語の本筋部分では何の問題も感じなかった。
  3Dであるにも関わらずセルアニメの雰囲気を出すという点については大成功と言ってよい。特にフランソワーズの魅力については、とても3Dキャラとは思えない出来だった。コンピューターを駆使してはいるけれど、キャラクターに対する作品を十二分に堪能させてもらったといえる。ただし、女性キャラがフランソワーズしかいないのが残念なところではあるが、それは009なのでしょうがない。
  ストーリーについては009と言うよりは攻殻などに近いものを感じた。戦闘シーン自体の迫力は十二分だが、戦うべき存在を物語のキャラ同様、観客も迷いながら作品を見ていく印象である。そして最後に「オチ」が語られるわけだが、このあたりは賛否両論を承知の上で「彼」についてあのような描き方をしたのだろうと。理解はできなくはないけど、納得はしがたいというのが正直な感想ではある。
  009というのは9人の戦士が正義のために戦うのが骨子となっているはずだが、映画という限られた時間の中で、見せ場をもらえなかったキャラがいるのは仕方のないところだろう。ただ、その分ジョーとフランソワーズの関係が濃密に描けたということになるので一概に悪いとはいえない。009としては疑問でも映画としてみれば十二分に面白かったということだろう。
  繰り返しになるが、009シリーズとして見るならば疑問に思う点は多々あるが、SFアニメとして見るならば実に見応えのある作品に仕上がっている。オチの内容について嫌悪する人にとっても作品全体のアクションシーンについては堪能できることは間違いない。そして是非とも劇場の大スクリーンで立体視の環境で鑑賞してほしい映画である。その完成度の高さを見るだけでも映画館に行く価値のある作品であることは間違いない。

|

2012/10/13

[REVIEW] 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語

魔法少女まどか☆マギカ http://www.madoka-magica.com/

  前編でも書きましたが、TVシリーズの総集編です。でも、まどかを知らない人にとっては「劇場版」として紹介しても何の問題もない、素晴らしい作品に仕上がったと思います。さやかちゃんが魔女になったところからスタートする後編は、2時間を使って4話分を描きったということで、カットされたエピソードはほとんどなかったように思います。それでも何の違和感を感じることなく鑑賞できました。
  後編のメインは、やはりほむらとまどかの「ラブストーリー」ということになるのでしょう。初めてあったときに優しくしてくれたまどか、そしてそれからも色々助けてくれたまどかを救うために時空の迷路に閉じこめられたほむらちゃんの奮闘は涙なしには見られません。TVシリーズの時も号泣でしたが、結末を知っている劇場版でも涙なしには見れませんでした。そんなほむほむが、そしてそんなまどかが大好きです。
  新作カットもありましたし、その他の場所もかなり手直ししたんだと思います。映画館の大スクリーンで見ても問題ない出来でした。でも、そんなものが些細なことに見えてしまうほど、クライマックスの内容に圧倒されました。TVシリーズのほぼすべてのシーンがクライマックスだから、メインの骨子は加える必要も変える必要もない。でも、TVを見た人にも楽しめる、というかTVを見ているからこそ色々考えることのできる作品だったと思います。
  結局最後にはまどかとさやか以外は復活するとはわかっているのですが、それでも杏子ちゃんやほむらちゃんの戦闘は涙なしには見れません。そして最後にまどかちゃんの下した結論にも…。終わり方に関してはクレームを付けたい人もいるんでしょうが、まあ、これはこれでありかなとは思います。
  そして、TVシリーズが終わったときには誰もが想像しなかった完全新作エピソードが来年公開されます。ここまで完璧に結末をつけておきながら話を続けるというのは驚きではあるのですが、まどかちゃんも無事復活してくるようです。神が光臨した世界でどんな戦いが繰り広げられるのかはかなり怖い気もするのですが、まあ、そのあたりは来年までたっぷりと考えることとします。とりあえず今は、前後編、素晴らしい作品をみせてくれてありがとう、まどか☆マギカという作品を作ってくれてありがとう、という感謝の気持ちでいっぱいです。

|

[REVIEW] 宇宙戦艦ヤマト 第三章

宇宙戦艦ヤマト 第三章  http://yamato2199.net/

  TVシリーズ換算で7話から10話ということで、ようやく太陽系を脱出したヤマト、まだまだ目的地は遠いのですが、まずは一息と言うところでしょうか。太陽系を脱出するところで赤道祭をやったり、館内ラジオがあったりするのは、いかにもリアルな設定ではあります。地球との最後の通信とか、いいものは残しつつ、それでいて館長とお酒を飲むのが機関長になったり、古代が山本といちゃいちゃしたりするのが今風なところではあると思います。真琴ちゃんはどうした訳か大画面にメイド服で登場するし、岬ちゃんはなにやら「見える」人らしく大活躍してるし。
  そして9話相当のところでは、敵オートマタとアナライザーの友情の話とかが芽生えたりする新たな話が登場、SF者の心をくすぐるホロリとする話立ったと思います。2時間の映画の中でいきなり出てくると唐突感は避けられませんが、2クール内の第9話としては、なかなかよくできたサイドストーリーだったように思います。彼が敵と見なさなかったのは、アナライザーだったのか、はたまた「女神様」だったのかは気になるところです。
  地球との無線交信エピソードや、謎のガス状生物との戦闘など、前作の見所だった場所はしっかり残しているのがわかっているなぁという感じですが、宇宙空間にどうやってプラズマのバリアを張ったのかという点について説明がなかったのは若干残念でした(笑) あと、シリウス系からみた青い地球というのが、結構設定を考えているなぁと。
  サルガッソ空域でガミラスとファーストコンタクト、どんなのが出てくるかと思いきや、なんとも美しい女性ということでびっくりです。しかも静御前ともなるということなし、気がつかなくてごめんなさいです。地球側にしろガミラス側にしろ、きちんと翻訳出来るんだなと、まあ、できないと色々話にならないのですが。そして帰る場所を失った敵のパイロットの行く末は次回に続くって、なんて巧妙な焦らしかと。
  イスカンダルに向かうというメインの目的は当然あるにせよ、イズモ計画の絡みや、ユキの出生の謎、そして船内に潜むかもしれない謎の女神と、色々なサイドストーリーをふまえつつヤマトの旅は続きます。今までのところ、ガミラス軍もお遊び半分での対応でしたが、今後は本腰を入れてかかってくるのでしょう。そのときに1隻しかいないヤマトがどう立ち向かうのか、もう半分、そしてまだ半分ですが本当に楽しみです。

|

2012/10/08

[REVIEW] The Bourne Legacy

映画『ボーン・レガシー』 http://bourne-legacy.jp/

  ボーンシリーズ第4作目となる当作ですが、最大の特徴は「ジェイソンボーンが登場しない」ことでしょう。確かにマット・ディモン演じるボーンは登場しませんが、それでもそれまでのボーンシリーズの面白さはきちんと踏襲した作品に仕上がっていたと思います。
  第3作目でのボーンの活躍とほぼ並行して、新しい作戦に関するドタバタが発生。今度はCIAよりもさらに上の組織でのことと言うことで何がなんだか。いきなり山越えから始まってそこにミサイルがぶち込まれたり、相変わらずアクションを前面に押し出しての派手なシーンの連発。今回は計画の中止に伴って関係者の暗殺をたくらむ組織から逃亡しつつ、知能指数をあげるワクチンをゲットするという任務にアーロンが挑みます。つまり、最初に山越えとかがんばってた人がアーロンってことでいいんだよねぇ…、というくらい背景とかはあやふやでしたが、とりあえずアーロンもボーン並に強くて利口なスパイだってことは確かでした。。
  後はアメリカの諜報組織お得意の電子戦ですか、組織的に街のカメラやコンピュータを駆使してターゲットを見つけるあたり、ボーンシリーズらしいなと。きっと、本気でやろうと思えばリアルでもできてしまうんだろうなというのが怖いところではありますが…。そこをすり抜ける主人公があり得ないくらい凄いのですが(笑)
  原作ファンの中には「ボーン・レガシー」といいつつ、ボーンのでてこない話に変わってしまったことに混乱して残念がる人が少なからずいるようです。確かにマット・デイモンがでてこなかったのは残念ではありますが、1個人となったボーンさんはそっとしておいてあげればいいんじゃないかなぁという気がします。でも、ボーンの出る出ないに関わらず、こうして続編を作ってしまうあたりは、かなり人気が高いということなのでしょう。事実、大スクリーンで見るアクションはすごくおもしろかったです。

|

2012/10/07

[REVIEW] Rock of Ages

ロック・オブ・エイジズ http://wwws.warnerbros.co.jp/rockofages/

  大変良くできたミュージカル映画だと思います。しかも使われている曲が二十数年前のヒットソングと言うことで、特にオールドファンにはたまらない作品だったと思います。
  田舎からLAにやってきた若者が成功を目指してがんばるという、映画のストーリーはいかにもアメリカンな感じで、いろいろあったけども、結果として彼とも寄りを戻し大成功。予定調和ではあるけども見ていてほっとしたというのが正直な感想です。もっともあくまでミュージカル映画なのでストーリー自体よりもいかに歌と映像とシチュエーションがマッチしているかが重要なはずで、その意味では大成功な作品だったと言えるでしょう。
  とりあえずトム・クルーズがすごいです。どうしてこんなあれた役を受けてしまったんだろうというくらい退廃的な雰囲気を醸し出してます。女性をはべらして酒を食らうとか、まさに「あなた最低です」を地で言っている感じです。それよりなにより、かなり年をとっているはずなのに、筋肉隆々なのはさすがだと思いました。彼のセミヌードを見に行くだけでもファンなら元は取れると思います。トム以外ではキャサリン・ゼタ・ジョーンズくらいしかわかりませんでしたが、それでも十分な豪華キャストだっと思います。なにより、主役の二人の存在感の高さには驚かされました。

|

[REVIEW] Mirror Mirror

白雪姫と鏡の女王 http://mirrormirror.gaga.ne.jp/

  一応戦う白雪姫ではありましたが、コメディタッチであまり考えることなく鑑賞できる作品でした。驚きだったのは、ファースト・クレジットが白雪姫ではなく女王様の方だったことでしょうか。キャスト的にはジュリア・ロバーツを前面にとはわかるのですが、白雪姫の映画で女王様を押しているのは新鮮ではありました。そしてジュリアもその期待に見事に答えて性格の悪い女王様を演じきっていたのはさすがです。
  まあ、結局最後は王子様と結ばれてめでたしめでたしではあったのですが、それ以外はただただ楽しい映画です。身ぐるみをはがれ続ける王子様、女王様に逆らえないダメ貴族、そしてなぜか戦闘スキルを身につけていく姫。でも、王子様にチンチンにやられてしまったりするのが笑えるところではあります。
  最後に姫が歌うあたり、インド映画的な雰囲気だなぁとは思いました。なにやらクレジットにも「india」の文字があったので、何らかのインスパイアを受けているのかもしれません。女王が鏡の中に入るシーンは力が入っていた気もしますが、それ以外は結構お手軽に作られていた気がします。内容的にもそのお手軽さがいいバランスを出していた気はします。ただ、やっぱりコメディは吹き替えで、ゆるゆると楽しみたいなぁとは思いました。

|

2012/10/06

[REVIEW] 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ  http://www.madoka-magica.com/

  ストーリー的にはまさに総集編でしたが、映像的には完全新作、映画館のスクリーンで見ても細かい描写にただただ感心させられるばかりでした。
  内容的にはまどかがキュゥべえと出会ってからさやかちゃんがクラスチェンジするまでなので、だいたい8話くらいまでを前編としてまとめた形になるかと思います。一部の挿入カット等はあったものの、基本的にテレビシリーズの構成に準じた形で進んだのは、総集編を意識したと言う以上に、映画にカスタマイズしたストーリーを追加する必要がなかったんだと思います。それだけTVシリーズの頃から素晴らしい脚本だったと言うことなんでしょう。
  では、ホントに総集編だけなのかというと、絵とかカットは基本的に全面見直しのように見えました。まほう少女への変身シーンはしっかりバンクと音楽が入って見せ場の一つになって、登場シーンの演出も派手になって、魔女も特に使い魔の描写が細かくなっていたなぁと。なにより杏子ちゃんのお菓子がシーンごとに変わっているのはなんのこだわりだと(笑) そういうのに比べると、さやかちゃんを投げ捨ててしまったまどかちゃんが実は私服だったりしたのが地味に見えてしまったり…。
  ストーリーがTVシリーズに準じた形なので、マミさんはいったん退場、そして調子に乗っていたさやかちゃんも、ほぼ消滅したような状況です。これからきょうこちゃんもほむほむ辛い戦いを強いられるのでしょう。特にほむほむについては10話のストーリーをどう描くのか、あそこからエンディングに至るまでをしっかりやりたかったから、あえて8話なんてところまで進めたんだろうと思っているので密かに期待していたりします。
  個人的には「いいえ、インキュベーター!」で後編に続くのが、いちばんスマートな前編の終わり方かなぁと思ったのですが、さやかちゃんの変身で前半終了です。クライマックスのオンパレードなので、どこで止めても悪くはないんですが、それだったら3時間ぐらいで一気ににやってもよかったかなぁと思わないでもありません。しかも1週間後に後編公開とか、正直「訳が分からないよ」というところです。
  キャストの皆さんに関しては、TVシリーズ同様、というかそれ以上に「劇場盛り」の形で演じていただいたので賞賛の言葉しかありません。取り直しと言ってましたが、まどかママに関しては流用なのかあるいは録れてたのか、という点が気になったところです。後編はおそらくオリジナルのシーンも増えると思うので、そのあたりでの活躍に期待したいところです。
  予想はしていましたが、さすがに8話あたりで終わられると、劇場が重苦しい雰囲気に包まれるのは避けられません。まどかと出会って苦悩するほむほむや、一人舞い上がってるさやかちゃん、そして友達ができて泣き出すマミさんにほろりとはさせられましたが、泣くほどのところまではいきませんでした。まあ、そのあたりは後編にクライマックスがあるんだろうなぁとは思っています。重苦しいからこそ、なるべく時間をあけずに後編を公開したのかもしれません。

|

2012/10/01

[REVIEW] 劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-

劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning- http://www.tigerandbunny.net/movie1/index.html

  実にいいタイバニでしたと言う感じでしょうか。TVシリーズの頃から評判は大変よかったのですが、映画館の大スクリーンで見ると大迫力大音響で、大変堪能できました。
  物語としては序盤、タイガーとバニーが出会って事件を解決するところまで、TV版の4、5話あたりまでということになるでしょう。基本TVのストーリーを踏襲形ではあるのですが、各所に新カットが追加されていることと、クライマックスはオリジナルエピソード、なにより一部キャラのスポンサーもさりげなく変更になっていたりということで、ほぼ新作と考えて問題ないでしょう。当然、各映像はムービークオリティをクリア、繰り返しになりますが大迫力の映像で観客を圧倒しています。
  元々十分魅力的なエピソード満載なのですが、製造事件の夜に正義の像の盗難事件を盛り込んで見せるあたりが、ただの総集編にはしないぞというスタッフの強い意欲を感じました。戦闘でかなわないというパターンは何度かあったのですが、敵の能力に翻弄されるというのは、斬新なパターンだったかと思います。まあ、結局バニーちゃんの活躍で犯人を無事逮捕してめでたしとなるわけですが、なんか嫌みな性格がより強調された感じになっているのがどうなんだろうと言う気がしないでもありません。間に挟み込まれたカットは、物語の背景に関わる深い意味を持った物が多いので、TVシリーズを最後まで見てからみた方が「なるほど」と納得できるシーンが多いと思います。今回は特にタイガーやバニーの過去に絡むシーンが多かったのが印象的でした。
  もちろんブルーローズを筆頭に他のヒーローの皆さんも大活躍、キューティー・エスケープも決めてるし、ライブもしっかり見せているし、ペプシNEXを手にしてるしで、ペプシさん目立ってました。ただ、ブルーローズが可愛いのはわかったから、ドラゴンキッドのことも忘れないでいてあげてほしいなと心の底から思います。目立たないところでしっかりヒーローの仕事をしているとってもいい娘なので…。
  犯人も無事逮捕して、当然ストーリーは第2作へ続きます。街の危機ということなので、おそらく前半クライマックスのあのお話がメインになるのでしょう…。ただ、公開が1年後ということなので、ほとんど作り直し状態に色々やってくるんだろうなぁと言うのが期待を通り越して心配になってしまいます。ホント監督を筆頭にスタッフの皆さんは、無理をしないようにがんばってほしいと思います。

|

[REVIEW] アシュラ

アシュラ http://www.toei-anim.co.jp/movie/2012_asura_movie/

  確かに衝撃作ではありました。少なくとも見る人とシチュエーションを選ぶ作品なので、休日デートでこの作品を選ぶのは、まったくおすすめはできません。なんていうか血が吹き飛んだりいろいろ大変です。舞台が奈良時代から平安にかけて、しかも飢饉で苦しむ農民達の話ともなると、色々見たくない物が見えてくるのは仕方がないと言うか…。それを覚悟して見てもらうしかないと言う感じでしょうか。その意味で何も知らずに見に行くと、多大なる衝撃を受けてしまうのは必然です。
  野沢さんは相変わらず動物的な役はうまいなぁ、とは思いました。あと、林原さんがまっとうなヒロインをやっているのは、昨今では新鮮ではありました。後は、勝平ちゃんとか水島さんとかが出ていたようです。キャスト的に豪華なのは確かですが、何せ内容が内容だけに、野沢さんと林原さんの声しか記憶に残っておりません。

|

« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »