[REVIEW] The Dark Knight Rises
映画『ダークナイト ライジング』公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/batman3/
元々このシリーズのバットマンはアメリカンコミックらしからぬ重い雰囲気で作られているのですが、今回はその中でも特に重苦しい、まさに完結を歌うにふさわしい作品でした。
アクションシーンがすごいのはいつものことですが、まさか黒幕がそういう人だと、と言うのが見た人みんなが思う感想でしょう。まあ、そのあたりについては好き嫌いはかなりあるとは思いますが、度肝を抜くという点においては大成功だったと言えるでしょう。それより小さくはありますが、物語を通して活躍する若手警官のその後というのも、少なからぬ驚きではありました。
後は、今まで積み重ねた色々な伏線に対する種明かしがされたのも、1、2作を見た人にとっては感心させられるところでしょう。ただ、アジア方面を彷彿とさせる謎の組織の存在が最後まで関わることについては、特にアメリカ方面でどう受け入れられたのかは気になるところです。まあ、カンフーや少林寺を受け入れる土壌があれば問題ないとは思いますが。それにしても最後の最後に中性子爆弾なる荒技を持ってきたのも驚きではありました。核融合炉からそんなもんができるのかとか、爆発までの時間が秒単位で制御できるのかとか、突っ込みどころは満載ですが、見た目は車な乗り物がミサイルをよけながら空を飛び回っている時点で、もう何でもありでいいのかなと(笑)
そして登場した猫娘さん、いや、どういう名前は誰も言ってなかった気がしないでもないですが、なんとも思わせぶりでした。やっぱり美女が活躍してこそのアメコミですよね、ということなのでしょう。バイクにまたがって失踪する姿はグッドだったと思います。まあ、一応物語にめどはつきましたが、続編を作るための伏線は色々張ってはあります。ただ、この調子で作り続けるのも悪くはないですが、もう少し勧善懲悪的な方がいいような気がします。今作品に限っては、警官が撃たれたり埋められたり、扱いが気の毒すぎでした。
キャットウーマンさんを園崎さん、女会長さんを五十嵐さんが演じているのはなかなかポイントが高かったなぁと思います。後は洋画方面のベテランさん勢ぞろいで安心してみれる吹き替えだったと思います。アクションに関しては映像の迫力を楽しみたいので、適切な吹き替えで見せてもらえるとすごく幸せな気分になれると言う意味でも堪能できました。
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