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2012年7月

2012/07/29

[REVIEW] The Dark Knight Rises

映画『ダークナイト ライジング』公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/batman3/

  元々このシリーズのバットマンはアメリカンコミックらしからぬ重い雰囲気で作られているのですが、今回はその中でも特に重苦しい、まさに完結を歌うにふさわしい作品でした。
  アクションシーンがすごいのはいつものことですが、まさか黒幕がそういう人だと、と言うのが見た人みんなが思う感想でしょう。まあ、そのあたりについては好き嫌いはかなりあるとは思いますが、度肝を抜くという点においては大成功だったと言えるでしょう。それより小さくはありますが、物語を通して活躍する若手警官のその後というのも、少なからぬ驚きではありました。
  後は、今まで積み重ねた色々な伏線に対する種明かしがされたのも、1、2作を見た人にとっては感心させられるところでしょう。ただ、アジア方面を彷彿とさせる謎の組織の存在が最後まで関わることについては、特にアメリカ方面でどう受け入れられたのかは気になるところです。まあ、カンフーや少林寺を受け入れる土壌があれば問題ないとは思いますが。それにしても最後の最後に中性子爆弾なる荒技を持ってきたのも驚きではありました。核融合炉からそんなもんができるのかとか、爆発までの時間が秒単位で制御できるのかとか、突っ込みどころは満載ですが、見た目は車な乗り物がミサイルをよけながら空を飛び回っている時点で、もう何でもありでいいのかなと(笑)
  そして登場した猫娘さん、いや、どういう名前は誰も言ってなかった気がしないでもないですが、なんとも思わせぶりでした。やっぱり美女が活躍してこそのアメコミですよね、ということなのでしょう。バイクにまたがって失踪する姿はグッドだったと思います。まあ、一応物語にめどはつきましたが、続編を作るための伏線は色々張ってはあります。ただ、この調子で作り続けるのも悪くはないですが、もう少し勧善懲悪的な方がいいような気がします。今作品に限っては、警官が撃たれたり埋められたり、扱いが気の毒すぎでした。
  キャットウーマンさんを園崎さん、女会長さんを五十嵐さんが演じているのはなかなかポイントが高かったなぁと思います。後は洋画方面のベテランさん勢ぞろいで安心してみれる吹き替えだったと思います。アクションに関しては映像の迫力を楽しみたいので、適切な吹き替えで見せてもらえるとすごく幸せな気分になれると言う意味でも堪能できました。

 

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[REVIEW] 劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ

映画『劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ』公式サイト http://skytree-movie.jp/index.html

  とりあえず神谷ファンと日笠ファンなら黙って見に行け、というような映画です。1時間の間二人がひたすら喋っているというのはなかなか貴重な映像です。「日笠のくせにギャグじゃない」とか「神谷なのに3枚目だ」とか色々突っ込みどころ満載ではあるのですが、新しい芸風の開拓だと思って、生暖かい目で見守るのがファンとしての正しい姿だと思います(笑)
  内容的にNHKが作りそうな映像だなぁと思ったら、NHKエンタープライズの制作でした。当然、大林組の全面協力での作成なので、NHKスペシャルあたりでの公開を目指していたのでしょうか。それがどうしたわけか鳩が喋って映画館の公開になるのですから世の中は不思議です。どうして鳩が、しかも神谷さんと日笠さんの夫婦の設定で出すのかなぁ、というのは、最後まで謎のまま残りました。
  まあ、突っ込みどころはありますが内容はすごくまともです。634メートルなんていうあり得ない高さのタワーを作るための苦労と努力を映像で見せられると、理系の人間でなくても感心して感動するのは間違いなしです。しかし、先端部の誤差の許容範囲が6センチって、さすがの日本人仕事だなぁと感心せざるを得ません。
  工事の一番大事な時期に大震災に見舞われたものの、結果として遅延することもなく完成というのもすごいと言えばすごいことではあります。もっとも、そこで崩れるようだと根本から大問題になるところなんでしょうが。ホントはもっと色々胸を張る技術があるんですが、子供にもみてもらおうってことで1時間で最低限の紹介に絞ったのはよい選択だったと思います。
  ただ、夏休みまっただ中、様々な洋画やマンガアニメが公開され、オリンピックまで行われている中、この映画をわざわざ見に来る人はそんなに多くないんじゃないかなぁと言うのが残念なところです。映画館公開はあくまでおまけで、その後、教育用ビデオとしてのセル展開に期待、と言うのならそれはそれでOK何でしょうけどね。

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2012/07/16

[REVIEW] グスコーブドリの伝記

グスコーブドリの伝記 http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/

  絵は大変綺麗でしたが、話はいまいちよくわかりませんでした、というのが正直な印象でしょうか。いかにも名作という作りで親としては子供に見せたい作品だとは思うのですが、小さい子供は退屈して騒ぎだすんだろうなぁと言う気がしました。幸い小さな子供はいなかったので、泣き声を聞かずにすみましたが(笑)
  山の中で仲良く暮らす家族を襲う寒波。まあ、妹が行ってしまった場所は何となくわかるのですが、両親のとった不可解な行動はいまいちわかりません。少なくとも小さな子供二人を残して失踪とかダメすぎだろうと思うのですが。特にブドリが旅立つまでのシーンは単調で動きが少なく、それでいて話が悲しいので視聴者に我慢を強います。
  山を下りるあたりからは話もテンポアップして、見やすくはなっていきます。ただ、時折挟み込まれるブドリの夢のシーンというか幻想的なシーンの評価は人によってわかれるところだとは思います。宮崎賢治ファンにとってはあれこそストーリーの根幹に関わるところでしょうが、普通の人にとっては「なんなんだ…」と困惑せざるをえないところです。
  エンディングも唐突というかなにが起こったのかさっぱりわからないのですが、とりあえず街に平和が戻りましたという投げっぱなし感が残りました。妹を捜していると言いつつ何年も農家を手伝ったり、研究にいそしんだりするのも、少なからぬ違和感を感じるところだとは思います。ただ、そういうストーリーの内容よりも、森や街の幻想的な描写を見て楽しむ映画なのかなぁと言う気がします。少なくとも最初の森のシーンと最後のシーンについては素晴らしいの一言です。
  声優さんに関してはメインどころを一般の役者さんを使っているのであまり聞くべきところはなかったように思います。ただ、朗読している先生がいいなぁと思ったらほうちゃんでした。そこは大変堪能したのですが、気づけなかったのが残念です。

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2012/07/15

[REVIEW] Snow White & the Huntsman

映画『スノーホワイト』公式サイト  http://www.snowwhite-movie.jp/
  闘うヒロインということで闘うのはよかったのですが、あそこまでガチで中世時代劇をやられるのは想定外でした。
  最近はやりの闘うヒロインと言うのと、グリム童話200年を記念してということだとは思うのですが、わざわざ白雪姫でそういうことを無理にやる必要はないかなぁと言うのが感想です。中世時代劇って泥と血にまみられたストーリーとなるのは避けられないので、まじめにやるとどうしても可憐とか綺麗と言うのとは対極になるのは避けられない。泥だらけになった女性が敵を倒すために闘う、というのは好みの問題だとは思いますが、どうなんだろうなぁ…とは思いました。
  そうしてリアルを追求する一方で、当然王女様に対しては見栄え良く描くことも必要なわけで。何年も薄暗い塔に幽閉されていた割にはずいぶん美人に育ったし。森の中を苦しい移動をしている割には顔に泥一つついてないシーンがあったりするし、結局最後の魔女とのシーンもなんで勝てたのか…というのがいまいちぴんと来ませんでした。
  姫様は王子様と結ばれるというのがおとぎ話の常ではありますが、そこに謎の男を絡ませて大人の愛憎劇にしてしまったのもどうなのかなぁとは思います。そういう思わせぶりな作りにしておいて、姫が正式に王位を受けたところでおしまいってのも、どうだとは思いました。剣と剣で殴りあう時代劇としては良くできていたし、CG処理もかなり印象的な作りとなってはいましたが、それ以外の部分に関しては、ムムム…、という感じでした。まあ、そのあたりは日本の時代劇に違和感を感じる外人さんの心境ににたようなものなのでしょうか。構想としては全3部構成らしいのですが、続編が作られるかどうかは微妙な気がしないでもありません。
  王女様は坂本真綾さんでした。後は五十嵐さんとか園崎さんとかが出演されていたようですがわき役だったのでわかりませんでした。小人さんの役がなかなかベテランを使ってたなぁという印象はありました。

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2012/07/14

[REVIEW] 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's 公式サイト  http://www.nanoha.com/
  関係者の皆さん、またもやすばらしいなのはを作ってくれてありがとうございます、という賛辞と感謝の言葉しか見つかりません。イベントで制作を発表されてから2年、待った甲斐がありました。
  A'Sと言うタイトルが付いていて、事実A'Sの登場人物によって同様のストーリーが紡がれますが、作品に関しては完全新作です。TV版でみたことのないシーンが多いくらいです。なのはファンの視聴を前提とし、全13話使えるTV版と、2時間の時間でTVを見てない人にもある程度わかってもらう必要のある映画の構成が違ってくるのは必然で、徹底的に見直した結果むしろより分かりやすく描かれたと言う印象です。特に最初になのはとフェイトが再会するシーンは、1の映画を見た人みんながみたかったシーンのような気がします。同様にはやてちゃんのバスのシーンも覚醒をより印象的に描くと言う意味でよかったと思います。
  150分という長い映画ではありますが、その長さを感じる暇もなく、全力全開で進んでいきます。特に戦闘シーンの迫力と変身シーンの力の入れように関しては是非とも劇場の大スクリーンで見てほしいです。初めての変身シーンこそカットになっていますが、その分パワーアップしてからの変身シーンの力の入れようは脱帽です、というかスタッフさん懲りすぎです(笑)
  ストーリーの基本骨子については前作同様テレビ版の踏襲になります。ただし、癒しの外の人がぼやいていたような「総集編」と言うわけでは決してありません。その意味でTV版を見ていようといまいと楽しめる作品になっています。また、皆さんがおっしゃっていることですが、号泣せずにはいられない作品です。前作から背負ったフェイトちゃんの、そして今回登場したはやてちゃんの過酷な運命。そんなはやてちゃんを守る守護騎士達とリーンフォース。そして彼女たちに向かっていくなのはちゃんのまっすぐさ…。ファンならずとも涙なしには見られないシーンの連発です。
  ともかく最高の映画です。アニメファンのみなさんなら楽しんでもらえること間違いなしです。一般の映画ファンにも、アニメという色眼鏡で見ずにスタッフの全力全開を感じてもらえれば高評価してもらえると思うのですが…。いままでに3回みましたが、何度見ても涙なしにはみられません。そして、あえてエンディングをTVと変えてきたあたり、続編に関してはSSではない新展開を勝手に期待しています。ラストバトルで見せた3人の協力戦闘を、是非とももう1回映画館で見てみたいところです。もちろん「リリカル・ヴォルケン わんこ物語」でも大歓迎ではありますが(笑)

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