[REVIEW] Dark Shadows
ダーク・シャドウ http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/index.html
コメディかと思って見に行ったら掛け値なしのコメディでしたと言う期待を裏切らない内容の作品でした。
序盤は、列車で東海岸へ向かったり森の中を車が走ったり、まるでアリス・イン・ワンダーランドを思わせるかのような幻想的な作り。そして森の中にある廃墟…、と思いきやそこには人が住んでいて、そこにやってきた美人家庭教師…。まあ、突っ込みどころ満載と言うか突っ込みどころしかないのですが、それはそれこれはこれということで。
そもそもアメリカに西洋風の豪邸や吸血鬼がいるってのもどうかとは思うのですが、まあここまでくれば何でもありなのでいいのかなと。しかし吸血鬼は予告編でわかっていたからいいとして、魔女や狼人間や幽霊まで出てくるとは、そしてヒロインは最後の最後にあんなことになっちゃうし…。まあ、もともとゾンビやモンスターの話はあるし、そもそもがイギリスに起源を持つ国だけに、日本で同じことをやるよりは違和感がないかもしれません。ただ、時を越えた吸血鬼と魔女のバトルだというのに、舞台が東海岸の小さな港町だと言うのには苦笑を禁じ得ません。まるで日本の特撮やアニメを見ているかのようです(笑)
前半は200年ぶりの現世に戸惑う吸血鬼の困惑する様、そして後半は魔女との迫力のバトルが見所で、メリハリがついて見やすかったと思います。ただ、吸血鬼さんは不死身なだけであんまり強くないダメっぷりなのが笑えました。血を吸ってダメージに強いだけでパワーは常人並しかなかったりするのでしょうか。色々ありましたが、ヒロインとはいい関係になって、そして続編への複線も張られました。向こうではTVシリーズにもなったらしい作品なので、続きを作る気は満々なんでしょう。ただし、現代に蘇ったと言うネタが使えないのは苦しいところではあります。ジョニー・デップと魅力的な女性陣だけで売るにも限度があるでしょうので、そのあたりは楽しみにみたいと思います。
魔女を深見さんが演じていたのは何ともはまり役だなぁと感心していましたが、女主人が高島さんだと言うのが予想外でした。そして姉弟が白石さんに矢島さん、そしてヒロインが本多さんとか、もう、声優ファンには涙ものの素晴らしいキャストでした。ブルーレイ版でキャストを変えたりするような野暮なことをしないよう、なにとぞお願いしたい所存です。
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