« [REVIEW]MY BEST ENEMY | トップページ | [REVIEW]電人ザボーガー »

2011/10/20

[REVIEW]はやぶさ/HAYABUSA

映画『はやぶさ/HAYABUSA』公式サイト  http://movies.foxjapan.com/hayabusa/index.html

 「事実は小説より奇なり」と言う言葉をまさに地で行った感のあるはやぶさ・プロジェクトだけに、その事実だけで十分面白い。だからすごく楽しめる映画ではあったのだが、だからこそ「そういう枝葉末節は必要?」と言う箇所があった印象は強い。
  上映時間が140分くらいありますが、途中で退屈になるようなシーンはなく時間を忘れて鑑賞出来たという点からしていい映画だったと思います。ただ、はやぶさ本体と関係ない描写を整理すれば、もう少ししまった映画になったような気がするのが若干惜しまれる。人情的な話を追加してストーリーを広げたい制作サイドの意図も分かるのですが、本体だけで十分お腹一杯感がありました。何より科学に触れてほしい子供たちにとって、2時間超えと言うのは厳しいと思います。
  ロケットの技術的な話や科学的な話は、思っていたよりも多かったです。理系的な皆さんにはそれでも物足りないとは思うのですが、映画というマス向けのメディアを使う以上、あまり難しくするわけにもいかないのでしょう。「イオンエンジン」とか「スイングバイ」とか、そういう基本的なところの押さえはあったし、興味を持った人は自分で調べて、というスタンスでいいんだと思います。
  ロケットの歴史や、打ち上げた衛星を一覧するあたりは、JAXAサイドからの要望だったように見えます。もしそうなら、商業主義と皮肉をいう人もいるかもしれませんが、お金はいくらあっても困ることはないので、こういう機会はどんどん利用すべきだと思います。研究機関にお金がないのは事実なので、これを期に「科学にお金を使おう」っていう話が出てくるのは、理系人間としては大歓迎です。
  きっと細かい点では色々脚色や誇張もあるのでしょうが、科学的な雰囲気を十二分に堪能出来ると言う点でいい映画だったなと思います。終盤でのエンジン担当の人の台詞は、その筋の人ならぶっとぶこと間違いなし、客席の男性方面からは苦笑がわき起こっていました。最後に、このプロジェクトを奇跡の成功に導いたスタッフの皆さんと、本当によく頑張ったはやぶさ君に「お疲れさまでした、そしてありがとうございました」と言う感謝の言葉でしめたいと思います。

|

« [REVIEW]MY BEST ENEMY | トップページ | [REVIEW]電人ザボーガー »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179868/53313465

この記事へのトラックバック一覧です: [REVIEW]はやぶさ/HAYABUSA:

« [REVIEW]MY BEST ENEMY | トップページ | [REVIEW]電人ザボーガー »