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2011/07/01

[REVIEW] 手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-

手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-  http://wwws.warnerbros.co.jp/buddha/

  とっても豪華な映画でした。能登さん、水樹さん、大谷さん、大原さん、日高さん、こおろぎさん、朴さん…。男性声優でも、玄田さん、永井さん、小野さん、櫻井さん…。まあ、声がわかったのは大谷さんと能登さんぐらいと言う時点でまったく修行が足りないなぁ…、と言うダメ状態ではありしたが。
  ただ、これだけ豪華なキャストを並べたにも関わらずメインどころの演技がしょぼいというのが、話題作りキャスティングのお約束というか何というか。ナレーションとお母さんの吉永さんは問題ないとしても、他の人に関しては違和感ありまくり…。アニメファン向けの映画ではないからしょうがないと言えばそれまでなんですが(笑)
  映画の出来は悪くなかったと思います、と言うか映像表現とはすごくよかったと思います。ただ、選んだ題材が題材だけに、一部アニメファンの不評を買うのは、まあそうなんだろうなと。この映画がターゲットとしているはずの年輩層や、あるいはお子さまに対して、アニメ映画というのが適切だったのかというのは考えどころなのかもしれません。ぱっと見は怪しい宗教映画だし。
  人が切られたり刺されたりするシーンが遠慮なく描かれているあたりは、さすが手塚アニメだなぁとは思いました。リアリティ追求という意味ではそうなんだろうけど、結果としてそれをどこに持っていきたいのかで、二流宗教アニメとなってしまうのか、あるいは名作として世の中に残る作品となるのかが、真価が問われることになるのかも。ただ、お寺さん方面が協賛や推薦に入っているあたり、そっちの評価も得ているということで、手塚先生の偉大さを改めて思い知らされたような気がしました。

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