[REVIEW] The Adjustment Bureau
アジャストメント http://adjustment-movie.jp/
「運命」を操る謎の組織、それにあらがう主人公、さらに、作品の節々から溢れでてくるSF臭、それらすべてがいい感じで混ざりあって非常に面白い娯楽映画になったという印象です。もちろん、最初から最後まで堪能することができて大満足でした。
自分より上位のものが運命を操り、そしてそれにあらがう主人公というのは、結構欧米ではよく見るお話なような気がして、その意味で王道な話だったと思います。まあ、いろいろあった結果、最後はまあ、アンハッピーではな結末に落ち着くと…。途中は結構緊迫したシーンもありましたが、それを含めて予定調和なところに落ち着いたのは悪くなかったと思います。でも、ホテルでばったりあった女性を追いかけて3年間同じバスに乗り続けるって、なにが彼をそこまで追いつめたのかなというのが、不思議といえば不思議ですが(笑)
そして、結局最後まであかされえることのなかった謎の組織。彼らが何者でどこから来たのか、そしてどうしてその中の一人が主人公に協力してくれたのか、物語の本筋でないとは言え、説明を無視して話が進んでいくのは、SF者にとっては納得いかないかも。ただ、原理とかは全く説明がなかったのですが、帽子をかぶると特定のドアで移動できるというのは面白い設定だとは思いました。
結局、最後は好きな人と一緒にいく道を認めてもらって、「二人の人生は始まったばかりだ」という感じに終わるのは、まあ、しょうがないのかなと。優秀な大統領やダンサーになってめでたしめでたしと言うのは、あまりにもわざとらしい気もするし、そこはやっぱり彼らの運命はこれから彼らが切り開くということでいいんじゃないでしょうか。それにしても、あの本は、ピコピコ光ってたけど、紙媒体の本だったのでしょうか、あるいは、今はやりの電子ブックだったりしたんでしょうか…。という点は気になりました(笑)
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