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2011/04/24

[REVIEW] Sucker Punch

エンジェルウォーズ  http://wwws.warnerbros.co.jp/suckerpunch/index.html
  内容的にはまごうことなきB級映画、ただし非常に愛すべき素晴らしいB級映画だった。序盤は、暗い音楽とともにちょっとらしからず暗いストーリーが語られる。お母さんが死んで義理の父に教われそうになり、妹殺しのぬれぎぬを着せられて、前時代的な精神病院へ送られる…。このあたりで拒否反応を起こす人もいるのだろう。しかし、ロボトミー手術のあたりから状況が一変、突然女の子がキャッキャする飲み屋へとシーンが変わる。そしてキーを得るために、踊りを踊るベビーフェイスと、それぞれのタスクをこなす女の子達…。
  踊りを踊るときの妄想ワールドはこの作品の最大の魅力と一つだろう。「古寺」から始まり「戦場」「ドラゴン」、そして「小惑星帯」。カンフー、ファンタジー、エスエフと様々な舞台の中で、銃をぶっ放し拳を振りあげる女性たち…。日本人的には女の子の殴り合いは…、と思わないでもないのだが、本場アメリカ的には強い女性が好まれるということなのだろうか。まあ、原題が「予想外の殴打」と言うわけだし…。セーラー服を連想させたり、ボンデージっぽい怪しい衣装がなんともナイスな展開ではある。
  日本的には「スフィア」の4人の吹き替えと言うのを前面に押し出してはいたが、実際には甲斐田さんが声を当てるスイートピーと、寿さんが当てるベビーフェイスの二人のやりとりがメイン、スイートピーの妹の戸松さん演じるロケットはかなり喋って色々やっているが、あやひさんとあいなまさんについては、脇役なのでさほど出番は多くない。後者の二人のファンが彼女らの出番だけを目当てに映画に来たなら、残念な結果になってしまうだろう。
  公開前は、女の子が動き回るだけの映画かと思っていたが、実際のところは精神世界というものに踏み込んだ、深いテーマを持つ作品で、「インセプション」や「シャッター・アイランド」にも通じるところがあったように思。ただ、最後、バスにのったスイートピーは、どの世界の人だったのか、など、かなり考えさせられた。そんな精神的なお話と、カンフーアクション的なシーンの融合をこころみたところで少なからぬカオスが発生しているとは言わざるを得ないが、それでもすごく興味深く面白い作品だった。

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