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2010/09/03

[REVIEW] ルー=ガル-

ルー=ガルー オフィシャルウェブサイト  http://lg-anime.com/ 

  「コミュニケーション障害を抱えて施設に入れられた主人公が、そこで知り合ったマッドサイエンティスト風の女の子にそそのかされてバンドの練習をしようとしたら、国家的陰謀に絡んだ殺人事件に巻き込まれる…」、確かに破天荒であり得ない設定だし、そこで「バンドとかやってる場合かよ…」と突っ込みたいのは僕だけではないだろう。ちょっと意見の相違があっただけで女の子に鉄パイプで殴りかかる不良や、何のためらいもなく人を殺害する「犯人」。街や家の中には監視カメラやロボットで監視の目が広がっており、家族でさえもネットを介して会話する世界。正直見ていて楽しいシーンとは言えない。
  ただし、20年後ということもあり誇張して描かれてはいるものの描かれている世界は現代を写す鏡とも言える。ネットワークが繋がることで逆にリアルのつながりが希薄になったのは、まさに年寄りからみた今の世界への警鐘だろうし、携帯端末だってGPSを含めて今の技術でやってやれないことはないし、監視カメラだって、悪意を持ってそれを体系立てて利用することをほとんどやらないだけで、カメラ自体は街中に溢れている。そういうシーンを見て作品に違和感と言うか嫌悪感を感じる人も多いだろう。
  「犯人」がナイフを一閃することで、血しぶきが上がって人が簡単に死んでいく、という描写も、最近ではなかなか見られない描写である。映画だから許される表現であり、地上波の放映は許されないだろう。そもそも、女の子が殺されて内蔵が抜かれる…というあたりも激しく猟奇的だし、その内臓の使われ方もちょっとどころではなくオカルトである。さらに、そんな激しい描写の数々で、女の子の可愛らしさが見えづらくなっているというのも問題だろう。折女の子達の表情が希薄になるというか、のっぺりしてしまうシーンがあったのも若干気になった。
  色々書いてきたが、個人的には見応えのある興味深い作品だったとは思う。ホラーとかは得意ではないので、出来ればもう少し血とかのシーンが少ない方がよかったとは思うが…。あと、マッドな女の子の井上さんとチャイナな服の沢城さんの存在感はなかなかだなぁ…と関心しました。逆に、他のキャラの中の人はよく分かりませんでしたという方が正しい気がします…。繰り返しになるかもしれませんが、賛否両論あるのは承知していますが、それでも僕は面白い映画だったと思います。ただ、スキャンダルとのコラボに関しては、時期的に「けいおん」と被らざるを得ないので、もう少しやりようがあったのではないかなという気はしました。


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