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2010/08/25

[REVIEW] Colorful

映画『カラフル』公式サイト  http://colorful-movie.jp/index.html

  どちらかと言うと名作系で「PTA推薦」みたいなものが着きそうな映画だったとは思います。言っていることは間違ってないし、描き方もすごく丁寧なのですが、僕が見たい映画ではなかったような気がします。
  そもそも、いきなり死後の世界から始まるあたりがシュール、そこから現実世界に戻って、色々やることを「修行」と称するあたり、「輪廻転生」とかの話と結びついたりするのかも。その辺は色々とデリケートな問題を含むので、ものを知らない人間としては深く語ることは避けたいと思います。
  二子多摩川言う実在の街を描いていることもあって、街の描写は丁寧でリアリティに溢れています。写真を使っているかのように見えるシーンも沢山ありました。後半は、古い鉄道マニアが泣いて喜ぶようなカットや説明に溢れています。そんな印象的なシーンの積み重ねではあるのですが、主人公の行動や街を歩くことになる経緯が、ちょっとどころではなく唐突である印象は否めません。そのあたりは女の子の手を引いて雨の中を走るシーンにも言えるでしょう。ただし、中高生の頃なんて、感情の赴くままに感情的な行動をとるものだと言うことなのかもしれませんが…。
  結局最後は「いじめよくない」「自殺よくない」というところへ落ち着くわけで、それを否定するつもりは全くないのですが、学生でもなく子供もいない自分は「ああ、そういう映画だったのね」と傍観者的にみてしまっていました。実際の中高生や、子供を持った夫婦のみなさんにこそ見て欲しい映画と言うことなのでしょう。特にいじめなどで学校生活に悩んでいる学生のみなさんには共感できるところは多いと思います。個人的には「学校がうべてじゃないよ、他にもいろいろ楽しいものはあるよ」と言ってあげたい気持ちが強いのですが…。
  とりあえず藤原さんは相変わらず存在感を出していました。後は、役者さんとかの起用らしくよく分かりませんでした。まあ「普通の楽しいアニメとは違うんだよ」ということであえて声優さんを起用しなかったのかもしれませんが、「餅は餅屋」というのは藤原さんの声を聞いたときに特に強く感じました。

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