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2010/04/24

[REVIEW] TRIGUN THE MOVIE

TRIGUN THE MOVIE  http://www.trigun-movie.com/ 

  基本コンセプトは12年前と同じ、ヒューマノイド・タイフーンの訪れる街で、バッシュとその周りの面々が引き起こすドタバタに若干のドラマのスパイスが加わったストーリーは時間が経つのを全く感じさせないのは「さすがトライガン」と言う素晴らしい出来である。
  鶴さんがナレーションっぽく序盤に喋ってはいるものの、基本的には一見さんお断り、厳密には断っているわけではないのだが物語の背景や人間関係の説明はほとんど無し。銀行強盗の前に現れた妙な男がふざけながら、事件が解決というか、よりややしこしくなっていく。原作やアニメファンにはお馴染みの「ラブ・アンド・ピース」の展開ではあるが、いきなり見た人はおそらく驚くことになるだろう。
  後は、ともかくガンアクションが多い。特に敵の銃の撃ち方はハンパない。それでいて基本的に人が死なないというのは、詐欺のような気がしないでもないが、まあ、そういう作品なので。敵が足を撃たれて血を出したり、あるキャラが撃たれて倒れたりするシーンは、むしろトライガンらしくないとも思えた。
  そして監督が語っているように12年たってしかも映画として作るとなると色々とパワーアップするのは当然。特に光の使い方と音の迫力に付いては、是非とも映画館の大スクリーンと良い音響で見てほしいところ。薬夾の音の違いや、壁が崩れて光が入ってくるシーン、それにタバコの煙が揺らめくシーンなどは素直に感心した。あと、アメリアさんが我慢できずにアレしてしまうシーンも、特に坂本真綾ファンには見逃せないシーンだろう。
  久々のトライガンではあったが、その中では全く変わらないキャラが変わらない声で喋っていた。基本的にバカだけどまじめなバッシュも、突っ込み担当だけど時々ボケるウルフウッドも、そして真面目なんだけどはじけると怖いメリルも、天然なんだけどやるときはやるミリィも、みんな昔のままだった。そこへアメリアという強烈なゲストキャラとベテランを起用した悪役のコラボは、素晴らしいと言うしかない。1回で終わらせるには惜しすぎる作品なので、是非とも続編を期待したいところである。出来れば、今度は12年も待たずに(笑)

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