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2010/04/15

[REVIEW] Shutter Island

シャッター・アイランド http://www.s-island.jp/

  この映画に関しては、主演がレオナルド・デュカプリオと言うこと以上に、監督がマーティン・スコセッシであると言うことを意識して見るべきだと思います。サスペンスになると思うのですが、ところどころに血のイメージがちりばめられ、そして誰もが驚く結末とさらに続くどんでん返し…。「映画の謎を解いて見ろ」と挑戦的なコピーを打つ宣伝側の自信ももっともな仕上がりです。エンディングでのどんでんがえしがこの映画最大の持ち味なので、その結末に関しては触れることはしませんが…。
  舞台が精神病の囚人が幽閉されている病院と言うことで、そこに出てくる人々はどこかしこがおかしくて、そして描写される風景も時に幻想的だったりします。あと、もろもろの事情により(そのあたりは作品を見ていただきたい)、死体や血の描写が複数回現れます。その意味でPG12のレーティングが付くのはしょうがないでしょう。まあ地上波で無秩序に流すのではなく、サスペンスと知って映画館に足を運ぶ人にとっては想定内と言うことなのでしょうが。
  主人公のレオ様は、追いつめられる主人公を好演しています。今回の役はかっこよさではなく、その狂気ぶりが見所なので、ファンにとっては新たな一面を感じることが出来るのかもしれません。それを気に入るかどうかは人により好みが分かれるでしょうが。ヒロインと言うべき女性が見あたらないのが若干残念ではありますが、まあそういう映画ではないので…(笑)
  舞台が50年代という第二次大戦直後というのも古めかしくはあるのですが、物語の背景として少なからぬ意味を持っています。そして主人公が戦争を経験しているというのもまたしかり、それらが色々重なって最後に…、あっと驚かされるわけです。この謎を解ける人は…、常人としてはあり得ないだろうなというくらい驚ける映画なので、是非ともエンディングを知らずに驚かされてほしいところです。ただ、字幕でみるにはあまりにも情報量が多すぎて厳しいんじゃないかなという印象は受けました。

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