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2009/07/29

[F1 2009] BMW今期をもってF1から撤退

[BMW Official] BMW to Exit Formula One at End of 2009 Season.
  https://www.press.bmw-motorsport.com/pressclub/p/pcmot/pressDetail.html?outputChannelId=2&id=T0037933EN&left_menu_item=node__214
要約
 ・今期一杯を持ってF1活動を終了
 ・昨日の取締役会で決定のため、詳細は決まっていない
 ・F1スタッフの去就も未定

やめる理由(推測有り)
 ・近年まれに見る業績不振(40年以上赤字が出てなかったらしい)
 ・コスト上昇と成績不振に伴う、広告効果の相対的減少
 ・次世代自動車へ力を注ぐ必要あり
 ・コンコルド協定締結に伴う2012年までの参戦義務発生への懸念

コメント
  F1ファンとしては大変残念ではあるのですが、会社組織の判断としては間違ってないと言うか、ドイツの会社だからしょうがないかな、という気がしています。昨今の石油問題で元々自動車会社へ逆風が吹いていたところへ突然の世界的不景気。これがイタリアやスペインのようなラテン系の国だと、まあ「なるようになるでしょう」と言う感じで深く考えずにノリで続けてしまうのでしょうが、そこは堅実で知られるドイツの会社。不採算部門に対して経営陣の冷静な判断が下されたと言う事でしょう。

  昨今のF1チームの運営費は100億のケタに達するとのことですが、それだけの広告効果/技術効果を得られているか、と言うと正直疑問です。20年前のように数十億の運営費で済んでいた頃なら「F1をやめてマーケティング面で問題が発生した(86年撤退時を振り返るルノーのコメント)」なんて事も真実だったのでしょうが、さすがにここまで運営費がふくれあがると「マーケティング面が悪化しても、それでもやめざるを得ない」というのがまっとうな会社組織の判断でしょう。

  F1誌や新聞でこれまで一切情報が出てなかったのに突然撤退発表がされるというのが、経営陣主導の決定であることを表していると言えるでしょう。予算制限が適切な形でなされたり、KERSのようなエコ(っぽい)システムがきちんと導入されていれば、上を説得する事が出来たんでしょうが、今のFIAの惨状では、まともな組織が愛想を尽かすのもしょうがない気がします。現時点でBMWエンジンを使っているチームがいなかったのは、不幸中の幸いと言えるでしょう。

  昨年、ホンダが撤退して、BMWが今年一杯。トヨタはどうにか続けそうですが、ルノーは先行きが怪しい…。メーカー撤退で大変な混乱状態になってしまってますが、とりあえずコスワースエンジンを引っ張り出せたというのは、モズレーの数少ない功績だった、と歴史に残るのかもしれません。そもそも、世の中の雲行きが怪しくなれば撤退してしまうというのがメーカーの常なわけで、それが分かっていただけに、予算制限とか色々やってプライベーターでも参加できるF1に戻したかったのでしょう。その哲学は間違っていないとは思うのですが、方法とかが支離滅裂で実を結びそうにないのが残念です。

  ともかく、これでチーム枠が(とりあえず)一つ空く可能性があるわけで、それに対してFIAがどのようなアクションをするのかが注目です。一度エントリーを弾かれたチームがすんなり再エントリーに応じるのか、クビサやハイドフェルドがどうするのか。分裂問題も解決しないうちに心配事がまた増えてしまったのがなんとも残念です。

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