ドキドキワクワクを探して

日時
　　2009年06月05日（金）　14:10 - 16:10　■ 19:00 - 21:10

場所
　　スペース・ゼロ

出演者
　　能登 麻美子
　　長沢 美紀
　　関 智一
　　小西 克幸　　他

開演前
　　ロビーでパンフを購入後入場。平日の昼間だと言うのに９割がたうまってたりするわけで、さすがの人気公演
　だなぁと感心。というか、ただ、みんな、仕事や学業はどうしたと言うことで、大丈夫なのか日本…、と思ったり
　思わなかったり（笑）

　　もう少し大きなところかと思ってたけどいがいと狭い印象。まあ、椅子を詰め込んだり人が多かったりする
　せいなのかもしれないけど、それにしてももう少し広いところでやってほしいな、と思ったり。劇場の規模と
　しては普通だとは思うんだけどね。設定上は地球防衛軍の基地、公演時間は１時間５０分、うーん、２時間
　切っちゃうんだね…。

感想
　　「ウマいよ！　地球防衛ランチ　残さず食べてね※」もう、タイトルの長さからしてどうしたものやらと言う感じ。
　地球防衛軍の食堂で働くコックの物語、と言う設定の時点で「つっこんだら負け」と言う雰囲気が漂ってます。
　そりゃ、大きな組織にはコックも掃除夫もいるでしょうが、そんな人たちと隊員のやりとりってねぇ。しかも、
　「エビフライは世界を救う」、まあエビフライは嫌いじゃないから許すとしても、しっぽが救うっていう設定は
　どうしたものやらという感じです。

　　防衛軍かぶれのコックにゲームおたくの医者、そしてドジっ娘な整備員に建物の主の掃除人が貿易基地の
　ピンチに立ち向かう、そして相手は花に寄生された隊員達。一番驚いたのは「防衛軍って、５００人規模の
　組織なんだ」ってこと。基地単体での数とはいえ、それにしても少ないんじゃないの、と思ったり思わなかったり。
　あとはまみまみが最終決戦でエビフライのしっぽの犠牲になったのに、何事もなくエンディングでエビのピザを
　作ってるってのはどうなんだ…。確かに「優しい味」とか言ってたけど…。まあ、つっこんでる時点で負けなん
　だろうなぁとは思うけど突っ込まずに入られない。まあ、コメディの設定に目くじらを立てて抗議する気もないけど、
　ちょっと気になる点ではある。

　　まみまみの演じる役は、男を追って遙か彼方から来た宇宙人、ほんとに人なのかと言う話はさておくとして、
　関君に抱きついて吐いて、配達人さんに抱きついて吐いて、隊員に抱きついて吐いて、そして整備員さん（女性）に
　抱きついていいことをして…。もう、文章にするとなにがなんだかという感じ。花怪獣を差し向けて倒せというのが、
　求愛の印と言うのも何とも困った風習ではある。最近は肉食系がはやっているとはいえ、そこまでやったらダメだろう
　と思わないでもなく。最初はちょこちょことしか出てなかったけど、クライマックスの戦闘シーンでは大活躍、
　とても客演とは思えない活躍。まあ、まみまみに限らず客演勢は大活躍だったけど（笑）

　　長沢美樹さんのお医者さんも、なかなかにはじけた役だったと思う。いきなり徹夜明けで登場。そして夢だか
　現実だかわからない状況で逃げ回り、そして敵におそわれて消えたと思いきや、銃を乱射しての大活躍。しかも
　それを全く覚えてないというのだから、どうしたものやらという感じ。まあ、赤いドレスを振り乱しての格闘
　シーンがみれただけでオッケーということなんでしょう。しかし、確かやられたときにお花さんに連れ去られた
　と思ったんですが…ってまた突っ込んでしまった（笑）

　　なんかスピーカーからの効果音がやたら大きくてびっくりさせられたり、客席方向のスポットライトがまぶしくて
　閉口したり、マイクの調子が悪いのか台詞が聞き取れないシーンもあったけど、それもまた舞台の醍醐味ということで。
　ただ、椅子の座り心地がいまいちだったと言うのが残念と言えば残念。あと、人気の劇団の公演なんだからもう少し
　大きなところでやらないと、平日の昼間に満員ってことは興行的にはオッケーなんだろうけど、チケット変えなかった
　人も結構いるってことだよね、特に土日は（笑）

劇団ＨＰ
　　劇団ヘロヘロＱカムパニー　　http://www.herohero-q.com/

見た回
　　2009/06/05(Fri)　14:00/18:00
　　2009/06/07(Sun)　14:00