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2009/06/26

俊輔が日本に帰らない理由

1)なぜ俊輔は日本に帰ってこないのか?

横浜復帰へのスケジュール 
   7日 ウズベキスタンより帰国
  10日 バーレーン戦
  10日 写真撮影(試合後深夜)
  11日 メディカルチェック
  17日 オーストラリア戦
  18日 帰国、入団会見
  21日 デビュー戦

 横浜的には「年俸1.5億も出すんだから、がんばって働いてくれ」と言うところなんでしょうが、俊輔サイドにしてみれば「年俸1.5億しか出さないのに、オフもなく働かせるとは何事?」という話になるわけで…。「日本へ帰ってくれば来期の収入が半分になって、なおかつ冬まで休み無しで働けます…」そんな条件、飲む方がおかしい。そのおかしい条件を飲んでまでマリノスのためにやろうとしてたのに、最後の最後にクレームを付けられては、チームに不振感を感じるのも当然。

  噂によると「21日の試合には出てもらわなきゃ困る」って、それ社長の言葉ですか? サッカーはチームでやるもので移籍した選手がいきなり入って活躍できるものじゃないでしょ…。マリノスなんて前に代表のチームメイトもいないんだから…。練習に参加して、監督やチームと話し合いをして、「コンビネーション不足でも出た方がチームに有意義」という判断があって初めて出場が決まるはず。「出てくれないと客が入らないので…」なんて思惑で社長に出場を強要されても…。

  代理人さんが「問題は社長だけではなくクラブの(管理サイドの)総意ということ。さらに交渉内容が翌日にマスコミにもれるとはクラブになにが起こっているのか…」と言う発言がすべてかなと。過度のプロモーション活動などが俊輔サイドの不信感を増大させたという意見もあるみたいだけど、そこは事務所サイドとチームがうまく調査してやってたんじゃないかなぁと。チームの顔である社長が、サッカーに無知でチームの状況を把握できず、経理担当の暴走を止められなかった無能さに愛想を尽かされたってのが一番じゃないかな。

  現場サイドでは監督を筆頭に失望と文句の嵐のようだし、いきなり「社長辞めろ」なんて声が社員からもあがってるみたいだし、これを機に一気にクラブ崩壊、なんて話がない訳じゃないのが怖いところだなぁ。でも、最後の最後に「スペインでのプレイは負担になるはず(日本でのプレイは楽なのか?」なんてコメントが出てくるあたりにも、「W杯の調整もあるし、日本へ帰りたいはずだ」なんて、現場サイドの甘えも見て取れる気が。多少海外よりぬるいサッカーをしていても、全試合でつかわれるようだと、十分キツい状態に陥ると思うのだが。「ベストメンバー規程」なんて恐ろしいルールもあるしね。

 去年の中澤への誠意を欠く対応といい、あの青いチームは救いようがないよね。そもそも俊輔の移籍を見越してチーム計画とかたててる時点で「あんた達バカでしょ」って感じ…。地元のチームながら情けないです(まあ、どっちかというと歩いていける横浜FCびいきではありますが…)。そもそも、昔いたチームだから、選手に「多少」の無理難題を言っても問題ないだろう、って甘ちゃんな考えでやってる時点でダメダメ感が漂ってます。いっそ浦和なり名古屋なり神戸なりの資金力のあるチームが採りにいけばよかったんじゃないの…と強く思うところです。

 あるいは経営サイドには「ほんとに1億5000万円も払うだけの価値のある選手なのか?」という疑念があったのかもしれませんね。すごうすごいといわれるけど、ほんとにすごいのか、そしてそのすごさが「収入増」に結びつくのか、サッカーを知らないだけにそのあたりの判断が付かなかったと。まあ、ホントにサッカーをしっていたら、マリノスが今のような惨状にはならないだろうって話もあるんでしょうが(笑)

2)なぜ、俊輔はエスパニョールへ行くのか

 元々2、3度にわたってオファーを出しているそうで、そのたびに断られているにも関わらず、今回改めてオファーを出してくれたという経緯があるそうです。

 1)以前の提示より若干少ないながら十分な年俸
   →マリノスの税込み金額と同レベルの手取り額を用意したとか
 2)欧州外枠をあけるために選手を一人解雇
   →俊輔中心のチーム作りを明言
 3)メディカルチェックは合流時でOK
   →久々に1ヶ月近く休めるそうです。

 もう、このあたりの丁重な扱いは、どこぞの青いチームに、爪の垢をせんじて飲ませてやりたいです。まあ、結局のところ移籍に手慣れたスペインの名門と、不慣れというか常識を知らない日本のチームの差が出てしまったというところなんでしょうが、そのあたり「金がないから」でごまかせる話じゃないと思うんですが…。そもそも、2部降格の危機の状態に、強化担当を日本に派遣して起用方法についてのアピールを行うって時点で本気度がわかるというものです。
 ただ、これだけいい条件でチームに加入して、来期ドタバタして間違って降格なんて事態になろうものなら、パッシングもとんでもないことになるんだろうなというのが心配な点です。なにせ、リーガの中位以降の混戦ぶりときたらハンパないものがありますから…。まあ、それを打ち破ってくれることを期待してます。欧州カップへの出場がないので、その意味でじっくり国内に集中できるというのはメリットでしょうね。


3)俊輔はなぜセルティックへ帰らないのか?

  これは結局のところ、前々から言っている「スペインへの憧れ」に加えて、エスパニョールの丁寧な対応に心打たれたということなのだと思います。横浜へ行かない理由が「スペインへの憧れ」と言うことになってますが、これは実際のところ「セルティックを出ていく理由」ということなんでしょう。「横浜復帰」が消滅した時点で、次善の策を考えたときに、「スペイン」と言う選択しが出てきたと。横浜が、まともなクラブとしてビジョンを示したり俊輔を日本の至宝としてきちんと対応していたならば、復帰は堅かったと思うんですがね…。
  セルティックも、ストラカン監督が辞任して、WBA
の監督だったモーブリー氏が就任するということで、チームの先行きが不明瞭だったというのも不安材料としてあったのかもしれません。同じように新しい状況への挑戦が必要なら、夢のスペインへ、というあたりなのかなと思います。

4)俊輔が帰るべきクラブは?

  横浜でないことだけは間違いないです。2年やそこらでクラブの体質や財政がまともになるわけもない。そもそも、レッジーナへの移籍で移籍金4億円を落とした時点で、十分以上の義理は果たしているはず。これ以上、あんなダメチームにこだわる理由はないし、こだわってほしくない。

  むしろ、「地元に帰りたい」と言う俊輔の意向を汲んで、期間満了で送り出してくれたセルティックにこそ恩義を感じるべき。エスパニョールへの移籍は、セルティックサイドから見れば、残念ながら「恩を仇で返す」状況になってしまっているだけに、もしも向こうが望むなら、最後のシーズンはセルティックでプレイしてほしい。例えレギュラーは厳しくても、スーパーサブとしてFKを決めたりという活躍をファンも望んではいると思う。もう一度繰り返すけど、「俊輔はセルティックへの恩返しをするべき」、それがサッカー選手としての心意気だと、個人的には思う。もう、日本のためとかそういう小さな気持ちはやめ
て、サッカーに対してきちんと向き合ってより有意義なサッカー人生を送ってほしいなと思います。

参考資料
 サッカーマガジン   6月30日号
 サッカーマガジン   7月05日号
 サッカーダイジェスト 7月05日号

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