[REVIEW] DRAGONBALL EVOLUTION
映画「DRAGONBALL EVOLUTION」オフィシャルサイト
制作サイド的には、赤いボールが七個出てきて、大猿が暴れて、カメハメ波っぽい攻撃をしかければドラゴンボール、なんて話が通じるとでも思っ たのだろうか。元々「ドラゴンボール」というタイトルだったのを、クレームを恐れて「エボリューション」を追加した、というのがあながち嘘とも思えないよ うなストーリーだった。それにしても何がどう「進化」したんだか…、悟空が高校生になった事かなぁ(笑)
率直な感想としては、「B級カンフーものとしてはいいんじゃないですか」と言うこと。今はやりのワイヤーアクションでの格闘シーン。「少林 サッカー」のチャウ・シンチーが絡んでいただけの事はある。主人公とヒロインの絵に描いたようなラブシーン、それでいて拳を交えておしまいと言うのも、ま あいいのだろう。拳で会話をするのが男同士でなければならないという法はない。女性陣のアクションもニキータやキル・ビルを彷彿とさせる。アクション映画 としては、つまらない出来ではない。
ただし、タイトルにドラゴンボールがついただけで、つっこみどころ満載の映画になる。原作と大きく異なると言う前評判に違わず、原作を踏襲し ているのは、ボールを7つ集めるという設定とカメハメ波ぐらい。後空はちょっと変な高校生で、ブルマはガンを器用に操る社長令嬢、ヤムチャにいたっては、 ブロンドのやくざにいちゃん…。どうせそこまでやるんだったら、ウーロンと言うデブな男の子を出して、「ギャルのパンティくれ」とかで原作通りに終われ ば、案外文句が少なかったりして(笑) なぜに亀仙人にはリカバリの呪文をかけて、じっちゃんにはかけなかったのかなぁ、なんて問題が問題に見えない位、 突っ込みどころ満載だったのは間違いない気が…。
とはいえ、別に映画の出来に期待して見に行った訳ではないので腹が立つこともなく。個人的には、ご機嫌斜めなハルヒっぽいあーやさんと、あん まり人生や世の中を考えないカレンっぽいあみすけさんの声が聞けただけで目的達成。それとは別に、石丸&磯部の渋い師匠コンビや、アニメほどにははじけて いない勝平君の声が聞けたのも悪くなかったかなと。甲斐田さんの認識がいまだに出来ないのですが、まあそのあたりはアニメファンの皆さんにお任せって事 で。一つだけ確かなことは「これでいつでも『いいとも』に出れるね、あみすけ 」と801ちゃんが喜ぶような事態には絶対ならないって事かなぁ(笑)
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