[EURO2008] #26 クロアチア v トルコ
ロスタイム2分で追い付かれたらPKには勝てないよね。
●スタジアム
エルンスト・ハッペル ウィーン
気温:28度 湿度:39% 天候:晴れ ピッチ:乾燥
●試合結果
クロアチア 1 - 1(PK 1-3) トルコ
●審判
ロベルト・ロゼッティ(ITA)
●ラインアップ
クロアチア[CRO]
18 オリッチ
19 クラニチャル
07 ラキティッチ 10 Nコバチ(C) 14 モドリッチ*Y 11 スルナ*Y
22 プラニッチ 03 シムニッチ*Y 04 Rコバチ*Y 05 チョルルカ
01 プレディコサ
サブ:
12 ガリノビッチ 23 ルニェ 02 シミッチ 06 ベイッチ 08 ブコエビッチ 09 カリニッチ
13 ポクリバチ 15 クネジェビッチ 16 レコ 17 クラスニッチ
21 ペトリッチ
監督:
スラベン・ビリッチ
欠場:
20 ブダン
トルコ[TUR]
08 ニハト(C) 18 カズム*Y
14 トゥラン*Y 17 トゥンジャイ*Y 22 アルティントップ
06 トバル*Y
03 ハルタ*Y 15 アシュク*Y 04 ギョクハン*Y 20 サブリ*Y
01 リュシュトゥ
サブ:
12 ゼンギン 02 チェティン 05 エムレ 09 シェンテュルク 10 ギョクデニズ
11 メティン 13 ギュンゴル 16 ボラル 19 アクマン 21 メフリト
監督:
ファティ・テリム
欠場:
23 デミレル 07 アウレリオ
●前半:試合展開
03 CRO SB :モドリッチ中ドリブルS DFブロック
05 TUR S :アルティントップ中ミドルS 枠左
06 CRO :カット→左ドリブル、クロス DFクリア(CK)
08 TUR SOG:トゥンジャイ中ミドルS DFブロック
19 CRO SOG:モドリッチ右ドリブル、クロス→オリッチ中S ☆クロスバー
19 CRO S :こぼれ→クラニチャル中HS ※枠上
25 CRO :左クロス→ GKクリア
26 CRO SB :スルナ右ミドルS DFブロック
27 TUR ▲YC:トゥンジャイ、Nコバチにひじうち CARD▲トゥンジャイ 次停
38 TUR S :トパル中ミドルS ※枠右
●前半:コメント
一発勝負の決勝トーナメントと、気温28度という高温のせいか両チームとも動きが重く慎重な試合展開。
モドリッチのドリブルからのクロスが両チームで唯一の決定機。消耗戦で早くスタミナの切れた方が負け
という展開になる可能性が大か。
●後半:試合展開
49 TUR ▲YC:アルダ、妨害 CARD▲アルダ 次節停止
51 CRO S :オリッチ左HS あわず
53 CRO :左CK:スルナ→ あわず
57 CRO SOG:クラニチャル左S GKキャッチ
61 TUR 交代1:カズム(OUT)、ボラル(IN)
62 CRO :モドリッチ右クロス→オリッチ中S→G オフサイド
65 CRO 交代1:クラニチャル(OUT)、ペトリッチ(IN)
68 CRO S :チョルルカ右ミドルS 枠上
70 CRO S :ラキティッチ1,2左S ※枠上
72 CRO S :ラキティッチ左クロス→オリッチ中HS ※枠右
76 TUR 交代2:トパル(OUT)、セミフ(IN)
79 CRO :左CK:→ GKセーブ
84 CRO SOG:中FK:スルナS ☆GKセーブ(CK)
84 CRO S :右CK:→スルナ中HS 枠左
89 CRO SB :右ミドルS
89 TUR ▲YC:ボラル、相手を倒す CARD▲ボラル
90 CRO SOG:モドリッチ右クロス→オリッチ中S ※GKキャッチ
+2 CRO SOG:中FK:スルナS ※GKキャッチ
+3 CRO S :ミドル→オリッチ中TS ※枠上
●後半:コメント
90分を通して試合を優勢に進めていたのはクロアチア。シュート数でも決定機の数でもトルコを
圧倒した。ただし安定性に欠けつつも、ここ一番ではスーパーセーブを見せるリュシュトゥの壁を
破れなかったのが悔やまれる。終盤、両チームとも疲れてラインが間延びしているだけに、ゴールが
生まれる可能性は大きいか。体力的には限界に近いだろうので後は精神力の勝負になるか。
●後半:スタッツ
G S SOT CK F POS YC RC OFF
クロアチア 0 14 5 7 16 52 0 0 1
トルコ 0 7 1 2 18 48 3 0 1
●延長:試合展開
92 CRO :クロス→オリッチ、エリア内で倒れる 笛無し
95 TUR SOG:トゥンジャイ左S ※GKセーブ(CK)
97 CRO 交代2:オリッチ(OUT)、クラスニッチ(IN)
99 TUR S :セミフ右S 枠上
102 TUR S :トゥンジャイ中ミドルS ※※枠左
105 TUR :ニハト左クロス DFクリア
107 TUR ▲YC:アシュク CARD▲アシュク 次停
117 TUR 交代3:ニハト(OUT)、ギョクデニズ(IN)
118 TUR S :左CK:→中HS 枠上
119 CRO SOG:モドリッチ右クロス→クラスニッチ中HS GOAL★CRO 1-0 TUR
+2 TUR SOG:GKフィード→こぼれ→セミフ中ミドルS GOAL★CRO 1-1 TUR
●延長:コメント
延長はトルコが優勢に試合を進めるが、119分にクラスニッチがゴールを決め、クロアチアのベスト4
は堅いかと思われた。ただ、ロスタイム終了直前のプレイでセミフが同点弾をたたき込む。クロアチア
に取っては悔やんでも悔やみきれない失点となってしまった。
●PK
CRO 1:モドリッチS右中 枠右 × CRO 0-0 TUR
TUR 1:アルダS中下 GOAL ○ CRO 0-1 TUR
CRO 2:スルナS右中 GOAL ○ CRO 1-1 TUR
TUR 2:セミヒS右下 GOAL ○ CRO 1-2 TUR
CRO 3:ラキティッチS左下 枠左 × CRO 1-2 TUR
TUR 3:アルティントップ右下 GOAL ○ CRO 1-3 TUR
CRO 4:ペトリッチS右中 GKセーブ × CRO 1-3 TUR
●コメント
チーム力や技術力を冷静に分析すれば、トルコの劣勢は明らかだろう。ただし、精神力に関しては
トルコがトップであることは間違いないだろう。正GKを出場停止で欠いたことで替わりに出場した
リュシュトゥとDFラインは、お世辞にも安定したプレイとは言えなかった。何度もクロアチアの
突破を許し、ピンチなシーンを作り出したがそれをどうにか守り抜いた。攻撃も、前半はほとんど
仕事が出来なかったが、時間が経つに連れ、スタミナと精神力で相手を圧倒した。PKに関しては
運頼みの面が強いが、ロスタイムでの劇的ゴールで追い付いたトルコが精神的に圧倒的に優位に
立ったのは間違いない。ただし、ボラルとトゥンジャイを出場停止で欠くベスト4は、今日以上の
苦戦を強いられることは間違いないだろう。
3試合目で主力を温存出来たクロアチアだが、90分のうちに何度もあった決定機を生かせない事で、
徐々にジリ貧になっていった。それでも残り1分にクラスニッチのゴールで逆転したときには勝負あり
かと誰もが思ったはずだ。逆に決定的な状況になったからこそ、そこから追い付かれたショックで
PK戦は勝負にならなかった。不運といえばそれまでだが、序盤のチャンスを生かせなかったあたりが
経験の無さということになるのだろう。ベスト8という成績は決して悪くない。ただ、それを健闘で
済ませられる
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