[CL07/08] B16#L2:ミラン v アーセナル
アーセナルの順当勝ちでした。
●スタジアム
スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ ミラノ
気温: 6度 湿度:87% ピッチ:湿気含む 天候:雨
●第1レグ結果
ARS 0-0 MIL
●試合結果
ミラン 0 - 2 アーセナル Agg. 0-2 でアーセナルがベスト8進出
●主審
コンラト・プラウツ (AUT)
●ラインアップ
ミラン
07 パト 09 ピッポ
22 カカ
23 アンブロジーニ 21 ピルロ 08 ガットゥーゾ*Y
03 マルディーニ 04 カラーゼ 13 ネスタ 44 オッド
16 カラッチ
サブ:
29 フィオーリ 05 エメルソン 11 ジラルディーノ 17 シミッチ
19 ファバッリ 20 グルキュフ 25 ボネーラ
監督:
カルロ・アンチェロッティ
アーセナル
25 アデバイヨル*Y
13 フレブ
02 ディアビー 04 セスク 16 フラミニ 27 エブエ
22 クリシー 06 センデロス 10 ギャラス 03 サニャ
24 アルムニア
サブ:
01 レーマン 11 ファン・ペルシ 15 デニウソン 19 ジウベルト
26 ベントナー 31 ホイト 32 ウォルコット
監督:
アーセン・ベンゲル
●前半:試合展開
02 MIL :中フィード→ピッポ オフサイド
07 MIL SB :カカ左→ガットゥーゾ左MS→DFR GKキャッチ
07 ARS S :フレブ中ミドルS 枠上
08 MIL SB :パト左ドリブルS ※DFブロック(CK)
08 MIL SB :左CK:ピルロ→中 ☆DFクリア
08 MIL :オッド右クロス→ピッポ ※あわず
10 MIL :右FK:ピルロ→ DFクリア(CK)
10 ARS :ギャラス、ネスタと接触で頭を打つ→治療後復帰
13 MIL :ピルロ中フィード→パト左 GKクリア
13 ARS S :アデバイヨル右→ディアビ左ミドルS 枠右
14 MIL SOG:マルディーニ左クロス→ピッポ中BS GKキャッチ
16 ARS :セスク中フィード→アデバイヨル オフサイド
17 ARS :サニャ右クロス DFクリア
19 MIL SOG:カカ左ドリブル、クロス→パト右1対1S GKキャッチ
20 MIL :中フィード→DFR→ピッポ ※DFクリア(CK)
20 MIL S :右CK:ピルロ→ピッポ中HS 枠左
22 MIL S :カカ右ミドルS ※枠右
24 ARS :マルディーニ左クロス→ピッポ GKキャッチ
25 MIL :ピルロ中フィード→ GKキャッチ
28 ARS S :アデバイヨル左ドリブルS ※枠上(CK)
29 ARS SB :セスク中ミドルS DFブロック(CK)
31 ARS :エブエ右クロス あわず
32 ARS SB :セスク中ミドルS DFブロック
32 ARS SB :ディアビ中ミドルS DFブロック
33 ARS ▲YC:フレブ中ドリブル、エリア内で倒れる CARD▲フレブ
34 ARS SOG:アデバイヨル左→セスク中ミドルS ☆クロスバー
39 ARS :左FK:セスク DFクリア
43 ARS S :セスク中→アデバイヨル中S 枠左
+2 ARS :フラミニ中→エブエ オフサイド
●前半:コメント
序盤ミランが優勢に試合を進めたが、セットプレイからのチャンスを生かせず、徐々にアーセナルの
ポゼッションが上がっていく。アデバイヨルがサイドに流れ、セスクやフレブが中でシュートを狙う
ものの、DFやポストに阻まれる。ポゼッションのアーセナルと引いてカウンターを狙うミラン、双方の
持ち味が出た展開と言える。
ミランはトップにピッポとパトを配する事で前線へのパスの出し所が増え、サイドで起点を作った
時に中央にもう一人がポジションすることで、前回よりは攻撃的な戦い方を選択。ピッポが何度か
シュートを放つシーンがあったものの決定的なシュートを打つことが出来ず。カカも押さえられては
いるが何度かドリブル突破でボールを運ぶシーンがあっただけに、後半に決定機が訪れることを
期待したい。中盤、守備での劣勢は否めないだけに、早く追加点を取って主導権を取りたいところ。
一方のアーセナルは序盤こそ押されたものの、時間が進むに連れ試合の流れを掴んだ。アデバイヨル
がサイドに流れ、中のスペースをフレブやセスク、フラミニがうまく使うことでなんどか決定的な
形を作り出した。ただ、ピッポというスペースを狙う選手がいるだけに、前がかりになって裏を
取られることだけは十分警戒したい。今のところうまく押さえているが、なにせピッポは決定的な
仕事と言う意味ではスペシャリストだから。
●前半:スタッツ
G S SOT CK F POS YC RC OFF
ミラン 0 7 3 4 7 45 0 0 1
アーセナル 0 8 2 2 15 55 1 0 6
●後半:試合展開
47 ARS SOG:左CK:セスク→センデロス右S ※GKキャッチ
50 MIL S :パト中ミドルS 枠左
51 ARS S :DF→アデバイヨル中→エブエ右S ※枠右
52 MIL SB :カカ中ミドルS DFブロック
54 MIL SOG:左FK:ピルロS ※GKセーブ(CK)
54 MIL S :ピルロ左クロス→ピッポ中HS 枠右
55 MIL ▲YC:ピッポ、暴言? CARD▲ピッポ
56 ARS SB :ディアビ左S DFブロック
56 ARS ▲YC:エブエ、足裏タックル CARD▲エブエ
61 MIL :ガットゥーゾ、足を痛める→治療後復帰
63 MIL S :カカ左ドリブルS 枠左
64 ARS :セスク中→エブエ DFクリア
66 MIL S :オッド右クロス→パト中S 枠上
67 MIL :カカ中スルーP→パト オフサイド
68 ARS :フレブ中→エブエ あわず
69 MIL 交代1:ピッポ(OUT)、ジラ(IN)
71 ARS 交代1:エブエ(OUT)、ウォルコット(IN)
72 ARS ▲YC:クリシー、ピルロを倒す CARD▲クリシー
74 MIL S :オッド右ミドルS 味方
75 ARS :中→ウォルコット右S ☆GKセーブ
75 ARS :中 ※DFブロック
79 MIL S :パト右ドリブルS ※枠左
80 MIL ▲YC:カカ、ボールを叩きつける CARD▲カカ
83 MIL SOG:パト左ミドルS GKキャッチ
84 ARS SOG:セスク中ミドルS GOAL★MIL 0-1 ARS AG.0-1
85 MIL ▲YC:ピルロ CARD▲ピルロ
90 ARS 交代2:フレブ(OUT)、シルバ(IN)
+2 ARS SOG:ウォルコット右ドリブル、クロス→アデバイヨル中S GOAL★MIL 0-2 ARS AG.0-2
●後半:コメント
後半はアーセナルの一方的なペース、決定機の数こそ少なかったもののポゼッションでミランを
リード、相手のゴール近くで試合を進めるシーンが目立っただけに、この勝利は順当な結果と言って
よいだろう。
ミランの最大の敗因は、「カウンターとセットプレイでゴールを奪う」ゲームプランがうまく
いかなかったこと。後半、疲労のせいかピッポの存在が消えるようになり、その後ジラに交代して
からも状況は変わらず。FWがほとんどチャンスを作ることが出来なかった。全体的に劣勢で攻撃
開始位置が後方で、カカのドリブルでゴール前に切れ込むには距離がありすぎた。ファールを得る
シーンも少なく、しかも相手ゴール前から遠い位置ばかりということでピルロのセットプレイを
活かせるシーンも無し。決定機は前半のCKのこぼれ球の混戦を相手DFにクリアされたシーンと、
パトが右サイドでフリーになったシーンぐらい。アーセナルのゴールに関しては相手を褒めるしか
なく、むしろ前節を含めて先制点を奪えなかった事が致命的だったと言わざるを得ない。
一方のアーセナルは、力でミランを押しきった感がある。ゴールこそセスクやウォルコットの
個人技によるところが大きいものの、チームとして前からプレスをかけ、高い位置でボールを奪って
そこからゲームを作るという形が徹底していた。単調なクロスをアデバイヨルにぶつけるのではなく、
サイドに彼が流れて、そのスペースに中盤の選手が飛び込むという、強いときのアーセナルの形が
出来ていた。CMFのセスク、フラミニ、フレブが、ミランのピルロに対して攻撃で優勢に立ち、
ガットゥーゾやアンブロジーニに対して守備でも上回った。相手にはセードルフがいなかったものの、
彼がいても結果に違いはなかったろう。実力的には順当な勝利だが、優勝争いの常連チームを圧倒
してのベスト8進出で、優勝にかなり近づいたと言えるだろう。
●後半:スタッツ
G S SOT CK F POS YC RC OFF
ミラン 0 16 6 8 15 45 3 0 5
アーセナル 2 13 5 3 24 55 3 0 9
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