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2006/12/17

[CWC2006] 決勝戦後コメント

アドリアーノ 
    とにかく幸せ。世界最高のバルセロナに勝てて、今はすごく満足している。とにかく前半
  バルセロナの攻めを耐えて、チームが一つになってまとまった。故郷の妻や家族に感謝したい。

ブラガ監督(インテルナシオナル) 
(1) 勝因
    試合前の決め事を皆が頑張ってやってくれた。まず、しっかりとマークをすること。ボール
  サイドのFWもディフェンスに行ってボールを奪うこと。スペースを失った彼らは四苦八苦
  していたと思う。これがチームスピリットである。この結果は非常にうれしいしありがたい。
  私のキャリアの頂点である。

(2)交代
    アレックスはロングパスに頼りすぎる傾向があった。自陣でボールを奪ったら、ショートパスを
  つないでカウンターを狙うにはバルガスが合っていた。

(3)戦術
    個人マークを付けたのは、ロナウジーニョとジウリーの2人。あとはゾーンでマークしていた。
  両サイドをマークして、ボランチがカバーに回り、サイドを攻められるとアレッシャンドレに裏を
  狙わせた

(4)感想
    選手たちには感謝している。彼らはチームのためにすべてを犠牲にし、よく走った。われわれは
  (準決勝での)クラブアメリカよりも15~20パーセント多く走らないといけなかった。
  選手たちの努力がなければ、タイトルは取れなかっただろう。世界最強クラブの監督になれた
  ことを、とても誇りに思う。

ライカールト監督
(1)感想
    起こりがちなことだと思う。サッカーはスポーツであり、ピッチには2つのチームがある。
  今、必ずしも心の整理がついているというわけではないが、難しい試合だった。インテル
  ナシオナルには心から祝福を送りたい。今日の彼らは力強く、われわれは勝てなかった。

(2)決定力の甘さ?
    バルセロナの方がボールのキープ率は長かったし、ゲームを支配してもいた。だが、相手の
  チームは少ないチャンスを逃さなかった。きちんとマーカーを付けており、そのことでわれわれは
  かなり苦しんだ。決定的なシュートチャンスもあったが、スペースが狭かった。相手の守備が
  素晴らしかったとしか言いようがない。

(3)コンディション不良?
    この1試合だけでチームの評価を下すのは公平ではない。バルセロナには素晴らしい選手が
  そろっている。今日はうまく(チームとして)機能していなかったし、意図したような展開が
  できなかった。それだけの話だ。ピッチ上に2つのチームがあり、相手はインテルナシオナル
  だった。それだけだ。

(4)結果について
    確かに、現在の状況はあまりうれしいものではない。いつもマスコミは「負けたら失敗だ」と
  言うが、私はそうは思わない。負けたら失敗ではない。私個人の失敗はあったかもしれないが、
  しかしサッカーはスポーツなのだ。今回は不幸にもこういう結果に終わったが、チームとしての
  失敗ではないと思う。

    チームとしての失敗ではない。私個人の失敗はあったかもしれないが、いつも失敗は考えずに
  試合に臨んでいる。われわれは決してやる気がなかったわけではない。ただ、ずっと高い気持ちを
  保ち続けたり、ファンを喜ばせ続けるのは大変なことだ。ここから将来的に学ぶものはあるだろう。

(5)ザンブロッタを代えた理由?
  (前半)最後の2、3分でけがをしていた。そんなに深刻ではないが、ピッチに出られる状況ではなかった。

(6)反省点
    まず試合を思うようにできなかったこと。それだけだ。いろんな人たちに応援してもらい、
  私たちのプレーを見守ってくれたが、時には敗れることがあることを分かってほしい。

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