[CWC2006] #7 インテル v バルセロナ
●スタジアム
横浜国際スタジアム 横浜
気温:14度 湿度:49% 天候:晴れ ピッチ:乾燥
●試合結果
インテルナショナル 1 - 0 バルセロナ ATT 67,128 公式レポート
●審判
BATRES Carlos (GUA)
●スタメン
インテルナショナル(CONMEBOL) INT
10 イアルレイ 11 アレシャンドレ
09 フェルナンドン(C)
07 アレックス 08 エジーニョ 05 モンテイロ
15 カルドソ 04 エレル 03 インジオ 02 セアラー
01 ルカレメル
# イダルゴは負傷で欠場
監督:
アベウ・ブラーガ
バルセロナ
10 ロニー 07 グジョンセン 08 ジュリ
20 デコ 24 イニエスタ
03 モッタ
12 ジオ 05 プジョル(C) 04 マルケス 11 ザンブロッタ
01 バルデス
# 前節と同メンバー、エジミウソンはベンチ入り
監督:
フランク・ライカールト
●試合前
1828 バルサGK登場。今日も2人のみで練習
1831 インテルGK登場
1835 インテル選手登場
1837 審判登場
1841 バルサ選手登場
1858 バルサ選手退場、ただしロニーは居残り
1900 インテル選手退場
1901 ロニー何本かシュートを打って退場
1901 ロニーの退場を待って、地球と6色の風船が運び込まれる
1902 ケミストリーを迎えて大会ソング披露
1913 選手入場。バルサはブラウグラナ、インテルが白
1913 選手の入場にあわせて、バルサスタンドに「BARCA BARCA」の垂れ幕
1918 選手がピッチに散らばると同時に、バルサスタンドに旗と色リボン。
左が黄色と赤、右が赤と青
1920 予定通りキックオフ
●試合展開(前半)
06 INT S :モンテイロ中ミドルS 枠上
07 INT S :フェルナンドン中ミドルS 枠左
09 BAR :ジュリ右クロス DFブロック
09 INT :アレックス中スルーP→カルドソ左 オフサイド
11 INT :フェルナンドン中浮き球→イアルレイ右 DFクリア(CK)
11 INT S :右CK:セアラー→アレシャンドレ中HS 枠上
12 BAR :ザンブロッタ右クロス→ロニー左 DFクリア
12 BAR SOG:左CK:デコ GKキャッチ
14 INT :フィード→フェルナンドン右H→アレシャンドレ中 DFクリア
15 BAR :ザンブロッタ右クロス→グジョ左 あわず
16 BAR SB :ザンブロッタ右クロス→グジョ中S DFブロック(CK)
17 BAR SB :ロニー中S DFブロック
17 INT :アレシャンドレ、足を痛めた?
19 BAR SOG:ジオ中ミドルS ※GKセーブ
19 BAR SOG;こぼれ→ロニー左S ☆GKセーブ(CK)
20 BAR :ロニー左ドリブル、エリア内で倒される 笛無し
21 INT S :アレシャンドレ中ミドルS 枠右
21 BAR SB :イニエスタ中S DFブロック
23 BAR S :ザンブロッタ右クロス→グジョ中HS 枠右
26 BAR S :グジョンセン左S 枠上
29 BAR SOG:中FK:ロニーS ※GKキャッチ
35 BAR S :ロニー中ミドルS ※枠左
38 INT S :モンテイロ中→インジオ右S 枠上
42 BAR :グジョ左クロス DFクリア(CK)
44 BAR :ベレッチ、アップ開始
44 BAR SB :ロニー中ミドルS DFブロック
45 INT ▲YC:インジオ、ロニーを倒す CARD▲インジオ
+1 BAR :ロニー右クロス→ジュリ中 S出来ず
●前半コメント
一発勝負の決勝戦ということで双方とも守備を固める慎重な試合運びに終始。特にインテルは
4バック+3ボランチでしっかり守る展開で、ロニーとデコに仕事をさせなかった。一方の
バルサも、アレシャンドレの速さを警戒してプジョルをマンマークに近い形で付け、動きを
押さえることに成功した。
決定機という意味ではジオのシュートとそのこぼれを狙ったロニー、さらに35分にロニーが
狙ったミドルシュートと言うことになる。ただ、DFラインの裏を取ったり崩してのシュートが
ないところにバルサの苦戦ぶりが見て取れる。一方のインテルは枠内シュートが0、両サイド
バックのあがりやフィードでチャンスをうかがうも、最後のところはプジョルの活躍でシュートを
打つことが出来なかったというのが正直な印象。バルサ優勢に試合を進めつつも結局ゴールを
割れなかったと言うことで若干インテルペースと言えるだろう。
S SOG CK F OFF POS
インテル 5 0 1 13 2 --
バルセロナ 11 4 4 7 0 --
●試合展開(後半)
46 BAR 交代1:ザンブロッタ(OUT)、ベレッチ(IN)
46 INT 交代1:アレックス(OUT)、バルガス(IN)
47 BAR :シャビ、エスケーロ、テュラムがアップ開始
47 INT :エレル中スルーP→アレシャンドレ オフサイド
49 BAR :デコ右クロス→ロニー中 あわず
50 BAR S :ジュリ右ドリブルS DFブロック(CK)
53 INT S :アレシャンドレ右s 枠上
55 BAR ▲YC:モッタ、イアルレイを後ろから蹴る CARD▲モッタ
56 BAR :シャビ、準備開始
56 INT S :セアラー中ドリブルS 枠左
57 BAR :ベレッチ右クロス GKキャッチ
58 BAR :デコ中フィード→グジョ中倒される 笛無し
59 BAR 交代2:モッタ(OUT)、シャビ(IN)
60 BAR :ジュリ右ドリブル DFクリア(CK)
61 BAR S :デコ中ミドルS 枠左
61 INT 交代2:アレシャンドレ(OUT)、アドリアーノL
62 INT SOG:イアルレイ中S GKキャッチ
63 INT SB :イアルレイ中S DFブロック
65 BAR :デコ、ロニー、1,2 DFクリア(CK)
65 BAR :左CK:デコ GKキャッチ
66 INT :モンテイロ右クロス ボールデッド
66 BAR :ベレッチ右ドリブル ボールデッド
67 INT :イアルレイ左ドリブル、クロス DFクリア
68 BAR :デコ右スルーP→ジュリ右 DFクリア(CK)
69 INT :フェルナンドン、足をつった様子→治療のため退場、ほどなく復帰
71 BAR :ロニー左クロス→グジョ S出来ず
72 INT :インジオ、エジーニョと接触、鼻血→治療のため退場
73 BAR :シャビ右クロス→グジョ あわず
74 BAR SOG:ベレッチ→デコ中→シャビBS ※GKキャッチ
75 BAR :シャビ右ドリブル、クロス DFクリア(CK)
75 INT :インジオ復帰
76 INT 交代3:フェルナンドン(OUT)、アドリアーノ(IN) キャプテンはイアルレイに
77 INT :イアルレイ中ドリブルS→アドリアーノ オフサイド
78 BAR :ロニー中スルーP→ジオ左クロス→ DFクリア
79 BAR :シャビ中→ベレッチ右、エリア内で倒れる 笛無し(CK)
82 INT SOG:イアルレイ中ドリブル、スルーP→アドリアーノ中S GOAL★INT 1-0 BAR
83 BAR SOG:デコ中ドリブルMS ☆GKセーブ(CK)
84 INT ▲YC:アドリアーノ、プジョルにチャージ CARD▲アドリアーノ
86 BAR S :中FK:ロニーS ※枠左
87 BAR :エスケーロ、準備開始
88 BAR S :ベレッチ左スロー→ジュリ中S 枠右
88 BAR 交代3:グジョンセン(OUT)、エスケーロ(IN)
+3 INT ▲YC:イアルレイ CARD▲イアルレイ
+3 BAR S :ロニー中浮き球→イニ中S ☆GKセーブ
●後半コメント
試合の内容を見ればバルサの方に決定機が多かったのは間違いない。ただし、この試合唯一の
ゴールを決めたのはインテルの方だった。前評判が高く試合を優勢に進めた方が1つの失点で
破れる、サッカーの怖さを改めて思い知らされた試合だった。
バルサに取って、決勝は誤算の連続だった。本来スタメンで起用したいエジミウソンを体調不良
でベンチに置かざるを得なかったこと。右サイドからいいクロスをあげていたザンブロッタを
負傷で交代させざるを得なかったこと、そして結局サビオラが間に合わなかったこと。負けた
いいわけはいくらでも考えつくが、ボールおよびタイトルに対する執着心と言う意味で、相手の
方が上回っていたのは確かだろう。プジョルはDFラインのリーダーとして孤軍奮闘の活躍を
見せていた、しかしインテルは11人全員がプジョルに勝るとも劣らない闘志で試合に臨んで
いたように見えた。
失点シーンについても、プジョルが裏を取られなかったり、ベレッチが転ばなかったり、
マルケスの帰りがもう少し早かったり、バルデスがきちんと弾けていればという後悔をする
事はあまり意味がない。むしろ、何度かあった決定機を決めることが出来なかった攻撃陣の
不甲斐なさの方を問題にすべきだろう。唯一の決定機をしっかりと決めたインテルには
勝者を名乗る資格は十分にある。
ただし、中2日の厳しい日程にも関わらず、前節と同じスタメンで試合に臨んだ点について、
結果が出なかった以上非難されるのは仕方がないだろう。日本までの移動も厳しい日程も
当初から分かっていたこと、それに対する対策が十分ではなかったと言われてもしょうがない。
また、相手に対する対策、研究が十分に出来ていたかという意味でも疑問が残る。少なくとも
インテルの方が相手への対策がしっかり出来ていたことは確か。結局のところ大会に対する
本気度の差がこの接戦になったと言うことになってしまうのだろう。
S SOG CK F OFF POS
インテル 10 2 2 25 5 42
バルセロナ 17 6 11 15 1 58
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