[impression]歌謡ショウ06:初日を観ての感想
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18日公演の感想
21日公演の感想
千秋楽公演(作成中)
●ショートインプレッション 舞台編
すごいとか感動したとかは、いつもの事なので今更言うことではないだろう。
毎年このような高品質の舞台を作り出す関係者の皆さんのパワーには、ただただ
脱帽である。
1幕からいきなり劇中劇というのも、ここ10年で初めてのパターンでは
ないだろうか。最後だというのに新しいことにチャレンジする、というのが
いかにも歌謡ショウらしい。そして、その後、花組の日常と昨年より定番と
なった派手なアクションシーンを交えて3幕でまたもや劇中劇。進化を続ける
その姿は、エンディングのゲキテイ以降の「演出」が無ければ来年も続くかの
ように思える。
ファイナルとうたった歌謡ショウは、懐かしいシーンの連続でもあった。
客演扱いであるにも関わらず元の鞘に収まったすみれと、カンナの漫才。
そして大きくパワーアップしつつも、階段舞台でのマリアとさくらの熱唱という
10年前を思い出させるクライマックス。昔を知る観客には懐かしく、初めて
見た観客を感心させることは間違いない。
休憩時間を含めて3時間半という長さが論議の対象となることは間違いないが、
歌謡ショウだからといってしまえばそれまでのとこ。ただ、果たして2幕で
さくらさんを殺した後、生き返らせるストーリーについては大きな疑問が残る。
ゲーム1作目でそのような安易な展開に反省したからこその、2以降の
ストーリーだと思っていただけが、結局、戻ってしまったと言うことか。
今回の舞台で唯一残念な点ではある。
ただし、そのような不満はあるにしても、素晴らしい舞台であったことに
変わりはない。あらゆる媒体で最後を歌い、エンディングで役者の本名とともに
挨拶をさせると言うことは、5年前と違ってホントに歌謡ショウは終わるのだろう。
むしろ終わらないとするならば、それこそが10年間で最大のサプライズであるに
違いない。最後に、残りの日程も、無事に舞台が終わることを祈りつつ、感想を
終えることにしたい。
●ショートインプレッション キャスト編
さくらさん
お話的には2幕の主役なんでしょうが、多分1幕のバニーの方がポイント高いかと。
まあ、クレモンティーヌの熱演でどっちでもよくなっちゃいましたが(笑)
マリアさま
格好いいのはいつものこととはいえ、オスカルには改めてしびれました。
こっちのマリアさんにはピストルがよく似合うなと。
アイリスちゃん
いつもに比べると微妙に目立ってなかったような。2幕シリアスパートを見せ場に
したかったんだろうけど…、さくらさんを殺す展開は納得できません。
紅蘭さん
1幕は脇役として、そして3幕はクレモンティーヌの兄としての熱演が光りました。
3分間ショッピングも歌付きだったし。ただ、後で気が付いたんですが、爆発が
なかったんですよね、最後にしてそれはどうなんだろう(笑)
カンナさん
1幕の鼻風邪ジョニーはさすが。シリアスなはずの劇中劇で二人だけ
漫才を繰り広げるのはある意味実にカンナらしい。後、「愛はダイヤ」も、
出来ればフルバージョンで聴きたかったが。
レニさん
「新 愛ゆえに」であんなおいしい役がもらえるとは。ただ、それ以外はアイリス同様
多少目立ってなかったかな、とか思わないでもなく。
すみれさま
引退したはずなのに、ある意味一番目立っていたとも。3幕の舞踏会のシーンも
実に良かったですが、カンナさんとのデュエット&漫才が復活したのが、実に
良かったです。期待度という意味では、出番の多さにいい意味で裏切られたような。
1幕劇中劇の「ブラン・ア・ポア・ルージュ」な衣装が、自転車好きにはツボ
だったりします。
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